私は大学で2年間、中国語を学んでいました。しかし卒業後は約2年間、ほとんど中国語に触れない時期が続き、25歳ごろになって本格的に勉強を再開しました。
再開するときに使ったのは、新しく買った参考書ではありません。大学時代に使っていた教科書を引っ張り出し、もう一度最初から復習しました。
この記事では、大学の第二外国語から中国語をやり直した私の経験をもとに、中国語を再開するときに何から始めたのか、やってよかったこと、今振り返ると改善したかったことを紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 中国語のやり直しは大学時代の教科書から始めた。一度使った教材なら「覚えていること」と「忘れていること」を確かめながら、今の自分の現在地を把握できる。
- 大学時代の勉強で足りなかったのは発音とスピーキングで、読み書きの知識が残っていても、話す力は基礎から学び直す必要があった。
- ブランクがあっても全部を最初からやり直す必要はない。「分かるけれど使えないもの」まで確認し、続けられる形で以前できなかった練習を加えていくことが大切。
中国語をやり直したきっかけ|大学卒業後、2年間のブランクがあった

大学では第二外国語として中国語を2年間勉強
当時は授業で使う教科書を中心に、単語や文法を覚え、試験に向けて勉強するというスタイルでした。もともと私は、いろいろな参考書を少しずつ使うよりも、同じ教材を繰り返すほうが合っています。そのため、大学時代も教科書を軸に勉強していました。
授業や試験では比較的点数を取れていたため、当時はそれなりに中国語を勉強できているつもりでした。
ただ、振り返ると学習内容には偏りがありました。
文章を読んで意味を理解する。単語や文法を覚える。問題に答える。このような勉強はしていましたが、中国語を実際に使って誰かと話す練習はほとんどしていませんでした。
特に、発音を十分に練習しなかったことは後悔しています。
卒業後は約2年間、中国語から離れた
大学を卒業してからは、中国語を使う機会がほとんどなくなりました。そこから約2年間、本格的な勉強もしていませんでした。
そして25歳ごろになり、もう一度中国語を勉強しようと考えるようになりました。
2年のブランクがあると、「せっかく大学で勉強したのに、全部忘れてしまったのでは」と感じます。しかし、実際に教科書を開いてみると、完全にゼロに戻っていたわけではありませんでした。
たとえば、見れば意味を思い出せる単語があります。文法を読んで、「これは勉強した」と記憶が戻ることもあります。一方で、習った記憶はあるのに、自分で文章を作ろうとすると使えない表現もありました。
この経験から、中国語のやり直しでは「どれだけ忘れたか」だけを見るのではなく、「何が残っていて、何が使えなくなっているのか」を確かめることが大切だと感じています。
中国語のやり直しは大学時代の教科書から始めた

中国語を再開すると決めたとき、最初にしたのは大学時代の教科書を引っ張り出すことでした。
新しい参考書を何冊もそろえて、一から勉強し直したわけではありません。
これは、もともとの私の学習スタイルとも関係しています。私はいろいろな教材に手を出すより、一度選んだものを繰り返し使うほうが覚えやすいタイプです。
新しい参考書を買うと、最初の数ページは新鮮な気持ちで進められます。ただ、教材を変えるたびに似た内容を最初から勉強していると、勉強した量の割に知識が定着しないことがあります。
その点、一度使った教科書には、自分がどこまで学んだのかという履歴があります。久しぶりに開くと、簡単に思い出せるページがある一方、「ここは全然覚えていない」と感じるページもありました。


以前使っていた教材には、やり直しの現在地を確認できるというメリットがあります。
一方、弱点もあります。
昔とまったく同じ方法で勉強すると、当時できなかったこともそのまま残ってしまう可能性があります。私の場合がまさにそうでした。
大学時代のように文章を読んで、単語と文法を覚えるだけなら、以前と同じ弱点を繰り返すことになります。
そのため今振り返ると、教材は同じでも、勉強方法は変える必要があったと感じています。
中国語を再開して気づいた、大学時代の勉強で足りなかったこと

発音を後回しにしたことを後悔した
中国語をやり直して強く感じたのが、発音をもっと大切にしておけばよかったということです。
大学時代の私は、単位取得のための試験で必要になる単語や文法を覚えることに意識が向いていました。そのため、「意味が分かる」「問題に答えられる」ことが、いつの間にか「中国語が分かる」という感覚につながっていたのだと感じています。
文字なら分かる。音だけになると分からない。そして自分で話そうとすると、さらに言葉が出てこない。
発音は、ある程度中国語ができるようになってから追加で勉強するものではなく、本来は最初から単語や文法と一緒に身につけていくものだったと感じています。
スピーキング練習をほとんどしていなかった
もう一つ、大学時代にもっと取り組んでおけばよかったのがスピーキングです。
教科書に書いてある文章を読めることと、自分が伝えたい内容を中国語で組み立てられることは同じではありません。
たとえば、教科書の例文なら意味を理解できます。文法問題であれば、選択肢から正解を選べます。しかし、誰かとの会話で同じ文法を使って自分の考えを伝えようとすると、すぐには文章が出てきません。
私はその後、中国語を学ぶために留学しましたが、最初に受けた口語テストでは一番下のクラスからのスタートでした。
大学で2年間勉強した経験があっても、「話す」という点では基礎から学び直す必要がありました。
これは大学時代の勉強が無駄だったという意味ではありません。単語や文法など、その後の学習を支えてくれた知識はたくさんありました。
ただし、中国語について知っていることと、中国語を使えることの間には練習が必要です。
この違いにもっと早く気づいていれば、大学時代から発音したり、自分で文章を組み立てたりする時間を増やすことができていたという振り返りがありました。
中国語をやり直すなら「全部を最初から」は必要ない
ブランクがあると、「もう一度ゼロから勉強しなければ」と考えてしまいがちです。
しかし、一度中国語を学んだ経験があるなら、必ずしも完全な初心者と同じところから始める必要はありません。
まずは以前使っていた教材を一度見返して、現在の自分の状態を確認するのがおすすめです。
たとえば、次の3つに分けて考えます。
1つ目は、見なくても理解できるものです。基本的な単語や文法など、すでに定着している知識がここに入ります。
2つ目は、見れば思い出せるものです。「忘れてしまった」と思っていても、説明を読めば記憶が戻ってくる内容は少なくありません。
3つ目は、もう一度勉強しないと分からないものです。ここを重点的に復習すれば、最初からすべてをやり直す必要はありません。
ただし、もう一つ確認したいのが「分かるけれど使えないもの」です。
私の場合、読み書きの知識がある程度残っていても、発音やスピーキングには課題がありました。
つまり、やり直しでは単純に知識の穴を埋めるだけでは不十分です。
昔の自分がどのような勉強をしていて、何を練習してこなかったのかまで振り返る。
そこまで確認して初めて、自分に必要なやり直し方が見えてくるのではないでしょうか。
中国語のやり直しで大切なのは「続けられる形」に戻すこと

中国語を久しぶりに勉強するときは、「以前のレベルまで早く戻したい」と考えてしまいがちです。しかし、ブランクがある状態で以前と同じ学習量を求めると、再開すること自体が負担になってしまいます。
私の場合は、新しい参考書を何冊も用意するのではなく、大学時代に使っていた教科書から再開しました。すでに一度勉強した教材だったので、まったく知らない内容ばかりではありません。「これは覚えている」「ここは忘れている」と確認しながら進められたことも、学習に戻りやすかった理由の一つです。
やり直しでは、最初から勉強量を増やすことより、まず中国語に触れる習慣を取り戻すことが大切だと思います。
たとえば、教科書を1課だけ復習する、本文を声に出して読む、以前覚えた単語を見返す。小さなことでも、再び中国語に触れる時間を生活の中に戻していきます。
一方で、昔の勉強方法をそのまま再現するだけでは、以前と同じ弱点が残ります。私の場合であれば、読み書きだけでなく発音やスピーキングも取り入れる必要がありました。
「以前の自分に戻る」ことだけを目標にするのではなく、以前できなかったことも少しずつ加えていく。中国語のやり直しは、過去の勉強を再現するというより、自分に合った学び方を作り直す機会になるのではないでしょうか。
中国語のやり直しに関するよくある質問
中国語をやり直すとき、新しい参考書を買うべきですか?
以前使っていた教材があれば、まずはそれを見返して今の自分の状態を確認するのがおすすめです。新しい教材を何冊もそろえるより、同じ教材を繰り返すほうが定着しやすい場合があります。
ブランクがあると、中国語は最初から勉強し直す必要がありますか?
一度学んだ経験があれば、すべてを最初からやり直す必要はありません。「見なくても分かる」「見れば思い出せる」「もう一度勉強が必要」に分けて、必要な部分を重点的に復習します。
中国語をやり直すとき、読み書き以外に取り入れたい練習は何ですか?
発音とスピーキングの練習です。知識として分かることと実際に使えることは別なので、本文を声に出して読んだり、自分で文章を組み立てたりする時間を加えるのがおすすめです。
まとめ
私のように大学以来、中国語から離れていたとしても、すべてをゼロからやり直す必要はありません。私自身、約2年のブランクを経て25歳ごろに再開しましたが、大学時代の教科書は学び直しの土台になりました。
一方、再開したからこそ、発音やスピーキングを十分に練習してこなかったという弱点にも気づきました。
まずは以前使っていた教材を開き、何を覚えていて、何を忘れているのか、そして「知っているけれど使えないもの」は何なのかを確かめてみてください。
昔身につけた知識を生かしながら、以前の学習で足りなかった部分を補っていく。それが、ブランクのある中国語をやり直すときの一つの方法です。


