HSK3級の参考書おすすめ|大学の授業だけでは足りなかった私の教材選びと勉強法

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私がHSK3級レベルの中国語を勉強していた頃は、大学の授業で使っていた基礎編の教科書に加えて、キクタンの初級編、HSK公式過去問を使っていました。

大学では週2コマ、1コマ45分の中国語の授業を受けていました。中国語の基礎を身につけるうえでは役立ちましたが、HSKを受けるとなると、それだけでは十分ではありませんでした。授業で中国語を学ぶことと、試験で時間内に問題を解いて点数を取ることは、似ているようで少し違うからです。

一方で、HSK3級のために何冊もの参考書を買ったわけでもありません。当時は現在ほどYouTubeや中国語学習アプリが充実していなかったこともあり、単語帳と公式過去問を中心にした比較的シンプルな勉強でした。

この記事では、私自身の経験をもとに、HSK3級の単語帳や過去問、文法・リスニング教材の選び方と、参考書の組み合わせ方を紹介します。

目次

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 3級の単語は難易度そのものより覚え方が重要で、「日本語を見て中国語が分かる」「中国語を見て意味が分かる」「音で認識できる」の3方向を意識し、音声まで使うとリスニングにもつながる。
  • 公式過去問は早い段階で一度解き、2回目以降は時間を測るのが効果的。3級では知識よりも時間配分でつまずきやすく、間違えた理由まで分類して復習したい。
  • 教科書・単語帳・公式過去問の3点で足りることが多い。文法書やリスニング教材は、過去問で弱点が見えてから足すほうが復習する教材を増やさずに済む。

HSK3級の単語帳|初級編で語彙の土台を作る

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実際に勉強してみて、3級の単語は極端に難しいという印象はありませんでした。中国語を勉強し始めたばかりの頃と比べれば覚える語彙は増えますが、大学で基礎的な中国語を勉強していたこともあり、見たことのない難しい単語ばかりが並んでいるという感覚はありませんでした。

ただし、ここで注意したいのが、「単語の難易度が高くない=単語対策をしなくてもよい」ではないことです。

私の場合、大学の教科書にも当然単語は出てきました。しかし、授業では教科書の内容に沿って学ぶため、HSKに向けて語彙を整理して覚えているわけではありません。大学の授業だけで十分だと思っていると、知っている単語と知らない単語に偏りが出やすくなります。

たとえば、「日本語を見て中国語が分かる」「中国語を見て意味が分かる」「音声で聞いても同じ単語だと認識できる」の3つは、似ているようで別の力です。単語帳で意味を確認するだけでなく、音声も聞いておくことで、リスニングにもつながります。

私自身、後に上の級を勉強していくなかで、単語は日本語訳だけを覚えても、文章になった途端に分からなくなることがありました。単語帳で覚えることをゴールにせず、過去問の文章や会話のなかでも意味を確認することが大切です。

HSK3級の過去問|問題形式と時間配分に慣れる

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HSK3級対策でおすすめする公式の過去問は、私は早い段階から一度解いてみることをおすすめします。

理由は、HSKがどのような試験なのかを知らないまま勉強を続けても、何をどこまでできるようにすればよいのかが見えにくいからです。

3級では、単語や文法そのものが極端に難しいとは感じませんでした。それ以上に意識したいのが時間配分です。

知識として答えが分かっていても、一問に時間をかけすぎれば、後半の問題を解く時間がなくなります。自宅で時間を気にせず問題を解いて正解できることと、本番で決められた時間内に解答できることは同じではありません。

まず1回目は、問題形式を知るために解きます。この段階では点数だけに一喜一憂せず、「こういう順番で問題が出るのか」「この形式は少し時間がかかるな」と試験全体を把握します。

2回目以降は時間を測ります。本番を意識して途中で答えを調べず、分からない問題があっても次へ進みます。ここで、自分がどこに時間を使いすぎているのかが見えてきます。

最後に、間違えた問題を解き直します。「単語を知らなかった」「文法を理解していなかった」「音声を聞き取れなかった」など、間違えた理由まで確認すると、その後に何を勉強すべきかが分かります。

公式過去問のメリットは、問題のレベルだけでなく、試験形式や時間感覚まで含めて練習できることです。一方、同じ問題を何度も解いていると答えを覚えてしまうのがデメリットです。

そのため、「正解できたか」だけではなく、「なぜその答えになるのか説明できるか」まで確認しておくと、過去問をより有効に使えます。

HSK3級の文法対策本|基礎教材を中心に

私はHSK3級レベルの勉強で、文法対策だけを目的とした参考書は使っていませんでした。文法の基礎は大学の授業と教科書で勉強していたためです。

その経験から考えると、すでに中国語の基礎を勉強できる教材を持っているなら、HSK3級のために必ず文法書を追加する必要はないと感じます。

たとえば、大学や中国語教室で教科書を使っている人、独学用の入門書を一冊終えている人、過去問の文法問題の解説を読めば理解できる人。この3つに当てはまる場合は、まず手元の教材と過去問を使ってみてもよいかもしれません。

反対に、過去問を解いても「なぜこの語順になるのか分からない」「解説を読んでも理解できない」という状態なら、文法書を追加することで、学習方法がフィットするケースもあります。

文法書を追加するメリットは、分からない文法を体系的に確認できることです。一方で、すでに持っている教科書と内容が重複する可能性があります。

HSK3級のリスニング教材|速さより中国語の音に慣れることを意識

HSK3級のリスニング音声を繰り返し聞く学習イメージ

HSK3級のリスニングは、私自身は比較的ゆっくりだと感じました。そのため、最初は聞き取れなくても、音声に慣れてくれば対応しやすいレベルだと思います。

私が受験した当時は、現在ほどYouTubeや中国語学習アプリが盛んではありませんでした。そのため、リスニングのために次々と新しいコンテンツを探すというより、単語帳や公式過去問についている音声を使うことが中心でした。

今なら無料で中国語を聞ける環境がたくさんありますが、HSK3級対策だけを考えるなら、必ずしも多くの音源に手を広げる必要はありません。

公式過去問のリスニング音声を繰り返す、聞き取れなかった部分を文字で確認してからもう一度聞く。これを繰り返すだけでも、試験の音声に慣れる練習になります。

公式教材を中心に聞くメリットは、HSK3級のレベルから大きく外れずに勉強できることです。教材を増やさないため、復習もしやすくなります。

一方で、デメリットもあります。公式教材だけでは、日常生活で話されるさまざまな中国語に触れる量は限られます。

ただ、ここでは「中国語のリスニング力をどこまでも伸ばすこと」と「HSK3級に向けて対策すること」を分けて考えたほうが良いかもしれません。まず3級合格を目指すのであれば、過去問の音声が聞き取れる状態を一つの基準にするほうが、やるべきことが明確になり学習の迷いが少なくなります。

HSK3級参考書の組み合わせ方|教科書・単語帳・過去問を軸に

私がHSK3級レベルを勉強していた頃の教材を整理すると、大学の基礎編の教科書、単語帳の初級編、HSK公式過去問というシンプルな組み合わせでした。

今振り返っても、3級の段階では参考書を何冊も増やすより、このように役割の違う教材を組み合わせる方法が合っていたと思います。

大学の教科書は、中国語そのものの基礎を学ぶための教材です。キクタンは語彙を補うために使い、公式過去問ではHSKの問題形式と時間配分を身につけます。

ここで私自身が感じたのが、大学で中国語を勉強しているからといって、そのままHSK対策になるわけではないということです。

私の場合は週2コマ、1コマ45分の授業でした。授業では基礎から中国語を学べましたが、HSKの時間配分を練習したり、試験形式に合わせて問題を何度も解いたりする時間ではありません。

だからこそ、「大学の授業では足りないから、もっと難しい教材を買おう」ではなく、「大学の授業では補えない部分を単語帳と過去問で埋めよう」と考えるほうが合っていました。

独学の場合も考え方は同じです。まず中国語の基礎を学べる教材を一冊決める。語彙が足りなければ単語帳を使う。そして公式過去問で本番への準備をする。この3つが基本です。

過去問を解いて文法で何度もつまずくなら文法書を足す。リスニングだけ極端に点数が低ければ音声教材を増やす。時間内に終わらないのであれば、新しい参考書を買う前に時間を測って過去問を解く回数を増やします。

教材を増やすメリットは、自分の弱点を集中的に補えることです。しかし、何となく不安だからと増やしてしまうと、復習する教材まで増えてしまい、こなすことが目的の学習に陥ってしまう可能性があります。

まとめ

私自身は大学の基礎編の教科書に、キクタン初級編とHSK公式過去問を組み合わせて勉強しました。

大学の授業は中国語の基礎を身につけるうえで役立ちましたが、HSKの問題形式や時間配分への対策は別に必要でした。特に公式過去問は、本番を知り、自分の弱点を見つけるためにも役立ちます。HSK3級では、参考書の数を増やすことよりも、手元の教材を目的を持って使い切ることを意識してみてください。

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suinai 中国語学習ライター・広告業界勤務 / Chinese Learning Writer & Marketing Professional
上海留学と北京の大学院進学を経て中国語を学んだライター。10年以上の学習経験と実体験をもとに、中国語学習や中国文化に関する情報を発信している。
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