「文法や単語は少し勉強したけれど、とっさに言葉が出てこない……」そんな経験はありませんか?
言語学習において、文法が「ルール」なら、フレーズはそのまま使える「装備(武器)」です。理屈抜きで丸暗記してしまえば、今日からすぐにコミュニケーションが取れるようになります。
こちらの記事では、メインテーマである「中国語のフレーズ」を軸に、挨拶、感謝、数字、発音のコツなど、初心者がまず装備すべき「基本セット」を厳選してご紹介します。
【中国語】あいさつの基本フレーズ

まずはコミュニケーションの基本である挨拶です。「ニーハオ」以外にも、時間帯や相手によって使い分けることで、ぐっとネイティブに近づけます。
基本の挨拶セット
日本語の「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」に当たる表現です。
| 日本語 | 中国語(ピンイン) | 備考 |
|---|---|---|
| おはよう | 早上好(zǎo shang hǎo|ザオシャンハオ) | 親しい間柄なら「早(zǎo|ザオ)」一文字でもOK |
| こんにちは | 你好(nǐ hǎo|ニーハオ) | 時間帯問わずいつでも使える万能挨拶 |
| こんばんは | 晚上好(wǎn shang hǎo|ワンシャンハオ) | 夜に会った時の決まり文句 |
「你好(nǐ hǎo|ニーハオ)」は日本の「こんにちは」よりも使用範囲が広く、夜に使っても違和感はありません。
迷ったらとりあえず「你好(nǐ hǎo|ニーハオ)」と言っておけば間違いないです。
別れ際の挨拶
- さようなら:再见(zài jiàn|ザイジェン)
- また明日:明天见(míng tiān jiàn|ミンティエンジエン)
- またね:拜拜(bái bái|バイバイ)
拜拜(bái bái|バイバイ)は英語の「Bye-bye」から来た言葉で、中国語でも非常に日常的に使われる「さよなら・じゃあね」の表現です。
【中国語】「ありがとう」と感謝フレーズ

感謝を伝える言葉は「シェシェ」だけではありません。相手との関係性や感謝の度合いによって使い分けると、より気持ちが伝わります。
ありがとう(谢谢)の使い分け
| 日本語 | 中国語(ピンイン) | 備考 |
|---|---|---|
| ありがとう | 谢谢(xiè xie|シィエシィエ) | 最も一般的。軽く2回繰り返して「谢谢,谢谢」と言うと親しみがわきます。 |
| 感謝します | 感谢(gǎn xiè|ガンシエ) | 「感謝します」という硬い表現。ビジネスメールなどで使われます。 |
| どうもありがとう | 多谢(duō xiè|ドーシェ) | 「どうもありがとう」といったニュアンス。 |
日本人はついペコペコとお辞儀をしてしまいがちですが、中国語圏では「相手の目を見てハッキリ言う」のがマナーです。
文化的な違いは基本相手方に合わせるのが良いので、日本の常識で会話をするよりもベターとなります。
【中国語】「どういたしまして」の返し方
「ありがとう」と言われたら、スマートに返したいですよね。
教科書通りの「不客气(bú kè qi|ブー・クァチー)」以外にも、ネイティブがよく使う表現があります。
相手との距離感で使い分ける
| 日本語 | 中国語(ピンイン) | 備考 |
|---|---|---|
| 遠慮しないで | 不客气(bú kè qi|ブー・クァチー) | 「遠慮しないで」という意味。最も標準的な返しです。 |
| なんでもないよ 大丈夫だよ | 没事(méi shì|メイシー) | 軽いニュアンス。友人間ではこちらが頻出します。 |
| 感謝は不要です | 不用谢(bú yòng xiè|ブー ヨン シエ) | 日本語の「いいえ、とんでもないです」に近いです。 |
「谢谢(xiè xie|シィエシィエ)!」と言われたら、手を横に振りながら「没事,没事(méi shì, méi shì|メイシー、メイシー)」と返せば、一気に中国通っぽく見えますよ。
【中国語】数字を使ったフレーズ

次は、実際の買い物シーンで使うためのフレーズです。
値段を聞く・交渉する
買い物で絶対に使うのがこの一言です。
- いくらですか?:多少钱?(duō shao qián|ドゥォ シャオ チィェン)
- 安くできますか?:可以便宜一点吗?(kě yǐ pián yi yì diǎn ma|クゥイー ピィェンイー イーディェン マ)
割引の表記に注意!
中国の割引表示は、日本とは考え方が逆なので要注意です。
「打〇折(dǎ 〇 zhé|ダー 〇 ジャー)」と書いてある場合、〇掛け(〇割の値段になる)という意味になります。
- 打8折(dǎ bā zhé|ダー バー ジャー) → 定価の8掛け = 20%OFF
- 打5折(dǎ wǔ zhé|ダー ウー ジャー) → 定価の5掛け = 50%OFF(半額)
【中国語】フレーズの発音を良くするコツ

最後に、覚えたフレーズを正しく伝えるための発音ポイントです。
大きな声でハッキリ言う
中国語は「声調(トーン)」が命ですが、初心者は自信がなくて声が小さくなりがちです。
声が小さいとトーンが聞き取れず、相手に伝わりません。「間違っていてもいいから、大きな声で言い切る」ことが、最大のコツです。
フレーズごと音の塊で覚える
単語を一つ一つ発音しようとせず、フレーズ全体を一つの「歌」のようにリズムで覚えるのがおすすめです。
例えば「不客气(bú kè qi|ブークァチ)」は、「ブー・クァ・チ」と区切らず、「ブークァチ!」と一息で言う練習をしましょう。
まとめ
- 挨拶は時間帯で使い分けるが「你好(nǐ hǎo|ニーハオ)」が万能
- 「ありがとう」と言われたら「没事(méi shì|メイシー)」で返す
- 割引(打折)は日本と逆の「掛け算」で計算する
- フレーズは恥ずかしがらずに「大きな声」で発音する
フレーズは、知っている数だけ旅や会話が豊かになります。まずは今日、コンビニの店員さんに心のなかで「谢谢(xiè xie|シェシェ)」と呟くところから始めてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

