CCレッスンでは、HSK3級・4級を受験した学習者158名を対象にアンケートを実施しました。
受験者のリアルな学習データや難易度の実態、実際に苦戦したポイントなどを、全3回に分けてご紹介します。
これからHSKに挑戦する方にとって、「どのくらい勉強すればいいのか」「どこが難しいのか」が具体的にイメージできる内容になっています。
第1回となる本記事では、HSK受験者の学習時間や難易度、試験の特徴など、学習データを中心に解説していきます。
- HSK3級は基礎レベルで取り組みやすい一方、HSK4級は総合力が求められる試験です。
- 学習時間は週1〜2時間が中心だが、4級では学習量を増やす必要があります。
- 最大の難所はリスニングで、4級ではさらに語彙・文法・作文の対策が重要になります。
HSK3級・4級|受験級の内訳と傾向
受験した級について見ると、3級・4級の両方を受験している人が多いという結果になりました。

HSK3級・4級はどれくらい勉強する?学習時間の目安
アンケート結果を見ると、週あたり1〜2時間の学習が最も多く、全体の中心となっていることが分かりました。
また、4級になると2時間以上学習している人の割合が増えており、学習量が一段階増える傾向も見られます。
HSK3級の学習時間

HSK4級の学習時間

HSK3級・4級は難しい?受験者の体感まとめ
HSK3級・4級は、実際に受験した人からどのような難易度に感じられているのでしょうか。
アンケート結果をもとに見ると、3級は「普通〜やや簡単」と感じる人が多く、比較的取り組みやすいレベルであることが分かりました。
一方で4級になると、「やや難しい」と感じる人が最も多くなり、体感的に難易度が一段階上がる試験であることが分かります。
HSK3級の難易度(受験者の体感)

HSK4級の難易度(受験者の体感)

HSK3級・4級の難所はどこ?苦手パートの傾向
HSK3級・4級では、どのパートでつまずく人が多いのでしょうか。
アンケート結果を見ると、3級ではリスニング(聞き取り)が圧倒的に難関となっていることが分かりました。
4級でも同様に、リスニングと作文が2大難所となり、対策が重要なポイントとなっています。
HSK3級の難所

HSK4級の難所

3級と4級の違い|受験者の声から見える傾向

HSK3級と4級の違いについて自由回答を分析すると、多くの受験者が共通して挙げていたのは、「4級はちゃんと勉強しないと解けない」という点です。
特に、リスニング・語彙・文法・作文の4つの分野で難易度の上昇を感じる声が多く、3級とは明確にステップが上がる試験であることが分かりました。
リスニングの難化(約30件以上)
- 「1回しか流れない」
- 「スピードが速い」
- 「聞き逃すと終わる」
語彙量の増加(約25件前後)
- 「600語 → 1200語で倍になる」
- 「単語を覚えないと無理」
文法・読解のレベルアップ(約20件前後)
- 「なんとなくでは解けない」
- 「構文理解が必要になる」
作文の難化(約15件前後)
- 「並び替え → 自由作文」
- 「対策しないと対応できない」
その他(少数意見)
- ピンインがなくなる
- 問題量・文章量の増加
- 時間の余裕がない
まとめ
今回のデータから、HSK3級・4級の特徴として以下の傾向が見えてきました。
- 3級は基礎レベルで取り組みやすいが、4級は一気に実力が求められる
- 学習時間は週1〜2時間が中心だが、4級では学習量が増加傾向
- 最大の難関はリスニング
- 4級では語彙・文法・作文など総合的な対策が必要
3級までは感覚や既存知識でも対応できる場面がありますが、4級では語彙・文法・リスニングすべてにおいて基礎力が求められるため、学習の質・量ともに一段階引き上げる必要がある試験と言えそうです。
HSK3級・4級は連続したステップではあるものの、体感としては“別物レベル”と感じる人も多い試験です。
これから受験を考えている方は、特にリスニングや語彙対策を意識して学習を進めていくことが、ひとつのポイントになりそうです。
次回は、HSKを受験した理由や学習の工夫といった合格者のリアルな体験談を詳しくご紹介します。

