【中国語の発音】どうすれば伝わる?ピンインと声調の考え方をやさしく整理

【中国語の発音】どうすれば伝わる?ピンインと声調の考え方をやさしく整理

「中国語の発音を勉強しているけれど、なかなか相手に伝わらない」
「ピンインや声調を学んだはずなのに、自分の発音が合っているのか分からない」
と感じている方も多いのではないでしょうか。

中国語の発音は、ピンインと声調を感覚で覚えるのではなく、基本の考え方を理解することが大切です。
正しい発音さえ理解すれば、その後の学習の伸びが大きく変わります。

この記事では、中国語の発音がなぜ伝わりにくいのかを整理したうえで、ピンインと声調の基礎、発音練習の考え方や注意点を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

目次

中国語 ピンインの基本

中国語 発音のポイント

中国語の発音を学び始めると、まずピンインでつまずく人が多いのではないでしょうか。
ピンインの役割を理解すれば、発音への不安は少しずつ解消できます。

ピンインとは何

ピンインは、中国語の発音を表すための表記方法で、子音と母音の組み合わせからできています。

子音:b, p, m, f, d, t, n, l など 全21種類
母音:a, o, e, i, u, ü など 全36種類
※子音と母音を組み合わせて、ba, po, muのように1つの音として表記します。

アルファベットを使いますが、日本語のローマ字読みとは考え方が違うのが特徴です。
中国語では漢字から音を判断しにくいため、ピンインを使って正しい発音を確認します。

ローマ字読みとの違い

ピンインが難しく感じられる理由は、見た目がローマ字に似ている点です。
日本語の感覚で読んでしまうと、実際の音とずれてしまいます。

間違いやすい例:

  • e:舌先を下前歯の後ろにつけ、エの口をしてウを発音する感覚。「エ」ではない
  • ü:ウの口をしてイを発音するイメージ。「ウ」や「ユ」ではない

ピンインは文字を見るのではなく、音を知るための目印として使うことが大切です。

ピンインを学ぶときの注意点

ピンインは最初から完璧に覚えようとせず、音を何度も聞いて確認する習慣をつけることが重要です。
自分の声を録音して確認するのも良い方法です。

ここで正しい土台が出来ると、後の発音練習が進めやすくなります。

中国語 声調の基礎知識

中国語の発音で特に難しいと感じやすいのが声調です。
声調の基本から理解し、考え方を知ることで発音への戸惑いは軽くなります。

一緒に基礎について整理しましょう。

声調とは何か

声調とは、ピンインの上部についている記号のことで、第一声から第四声まであります。

例:ā、á、ǎ、à

4種類の音の上げ下げによって意味を区別しています。
中国語では、同じ音でも声調が違うだけで別の言葉として扱われます。

  • 妈妈骂马 mā ma mà mǎ :お母さんが馬を罵る
    ※マーしか言ってないのに1つの文章になります、面白いですよね。

声調が重要な理由

声調が正しく伝わらないと、相手は別の言葉として受け取ってしまいます。

  • 我知道 wǒ zhī dào:私は知っている
  • 我指导 wǒ zhǐdǎo:私は指導する

単語を知っていても、声調がずれているだけで通じにくくなるのが中国語の特徴です。
声調を意識することで、相手への伝わりやすさが大きく変わります。

声調でつまずきやすいポイント

声調はなんとなく真似するだけでは安定せず、話す自分自身も聞く相手も混乱してしまいます。
最初は完璧を目指さず、少しずつ慣れていく意識で構いません。

テキストの一文を自分の声で録音し、お手本と聞き比べるのも有効です。
声の動きを意識して発音することが大切です。


中国語 発音練習の基本

中国語 発音練習の基本

発音の上達は目で見て分かるようなものではないため、練習しているのに上達を感じにくい人も多いはずです。

自信をもって発音練習が続けられるように考え方を整理しましょう。

発音練習でまず意識すること

発音練習では、正しい音を聞いて確認することが欠かせません。
いきなりたくさん話そうとするよりも、同じフレーズを何度も繰り返し聞き、それを真似するやり方のほうが効果的です。

自分が学習をしてきた内容で、意味が分かっている短い単語やフレーズから始めることで、発音練習への負担を感じにくくなります。

発音練習が続かない原因

発音練習は成果が見えにくいため、最初から完璧を求めると、気持ちが折れやすくなるかもしれません。
小さな変化に目を向け、続けること自体を目標にする意識が大切です。


何度も何度も繰り返していると、ある日突然中国語が自然と入ってくる瞬間が訪れるはずです。

中国語 発音ルールを理解しよう

発音練習をしていくなかで気づく方も多いかもしれませんが、中国語は言葉の組み合わせによって声調が変化します。

その変化をなんとなく感覚だけで覚えようとすると、何が正解かよく分からなくなり、不自然な発音となってしまいます。

また、発音ルールを理解しておかないと、相手に伝わりにくくなるだけでなく、聞き取りもしづらくなるので、自信をもって発音ができるよう基本を押さえておきましょう。

中国語の発音にある基本的な考え方

中国語の発音には、一定のルールがあります。

音の出し方や声の動きには共通点があり、それを意識することで発音が安定しやすくなります。

発音しづらい例:

  • 你好 nǐ hǎo:3声+3声の組み合わせ→2声+3声で発音(ní hǎo)で発音する
  • 法国 Fǎ guó:3声+2声の組み合わせ。2声+2声のように発音しがちだが、
           3声は下がったところで止める意識をもって発音する

上記は一例ですが、感覚に頼るのではなく基本の考え方を知ることが大切です。

発音ルールを理解するメリット

発音ルールを理解すると、毎回新しい単語に出会ってもゼロから覚える必要がなくなります。
どんな声調になるか予想しやすくなり、発音への不安が減ります。結果として、学習の負担も軽くなります。

ルールを知らないまま学習を進めると、発音が安定せず、なぜ相手に通じないのかも分からなくなり、どうしてもモチベーションが下がってしまうものです。基本を押さえることで、こうした不安を解消していきましょう。


中国語 発音のポイント

発音を意識しすぎるとかえってうまく伝わらないこともあります。

押さえるポイントを知れば、発音は安定しやすくなります。

発音をよくするために意識したい点

一語ずつしっかり発音しようとすると、正しい発音なのに音が強くなり伝わりづらくなることがあります。単語ごとにリズムよく、流れるように発音することを意識すると相手にもつわりやすくなります。

聞き取りづらい例:

 今天 / 天气 / 怎么样?(少々ピンインや声調がずれても相手に伝わる)

 今 / 天 /  天 / 气 / 怎 / 么 / 样?(正しい発音でも硬くなり伝わりづらい)

※1語ずつしっかり発音するより、単語ごとに発音すると伝わりやすさは変わります

無理にピンインを意識しすぎない

日本語にないそり舌音や有気音は、日本人にとって慣れないため、一生懸命発音しようと音が強くなりがちです。そこまで意識しなくても声調が間違っていなければ相手も文脈から言葉を理解してくれるので、気負わずリラックスして発音してみましょう。

まとめ

中国語の発音が伝わりにくいと感じる背景には、ピンインや声調を感覚的に覚えようとしてしまうことがあります。

発音はすぐに上達するものではありません。日本語にない音に対して恥ずかしさを感じることもありますよね。勇気をもって発音しようとするだけでも、それは十分に前向きな一歩です。正しい方向で練習を重ね、少しずつ改善していけば発音は安定していきます。

CCレッスンでは、こうした発音のつまずきや不安を一つずつ整理しながら、中国語学習を進められる環境が整っています。発音に自信が持てないまま学習を続けるのではなく、「どこが分からないのか」「何を意識すればよいのか」を明確にできることが、大きな安心につながります。

まずは、CCレッスンのブログ内にある他の記事や、中国語学習の進め方、レッスンの流れを確認してみてください。発音への不安を解消する第一歩として、ご自身に合った学習方法や、無料体験レッスン、料金プランを知ることから始めてみるのも一つの方法です。

この記事を書いた人

中国語学習を続けながら、学習者目線の記事執筆を行っているライター。
製造業の営業として15年以上勤務し、中国・深センへの3年間の駐在を含め、日本企業・中国企業の双方で中国語を使った実務経験を積む。
深センでの駐在経験を通じて、文法や単語だけでは伝わらない「相手に意図が伝わる中国語」の重要性を実感。
中国語検定2級を取得し、HSK6級は合格水準に到達。現在は高得点取得を目指して学習を継続している。

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