「中国人社員へ社内手続きやルールを説明したいけれど、中国語でどう伝えればいいか分からない」と悩む総務担当者の方も多いのではないでしょうか。
中国人社員の中には、日本語がまだ十分に理解できないまま入社する方もいます。入社手続きや社内ルールだけでなく、自宅に届いた郵便物の内容が分からず、会社の人へ相談するケースもあります。総務担当者が簡単な中国語で案内できるだけでも、不安を和らげ、職場への定着にもつながるでしょう。
本記事では、完璧な中国語でなくても「見せるだけ」で安心感につながる、総務向けの簡単フレーズを場面ごとに紹介します。「一度話しかけてみよう」と思えるきっかけになれば幸いです。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 総務は外国人社員の受け入れ窓口になることが多く、簡単な中国語での案内が不安の軽減と職場への定着につながる。発音に自信がなくても、メモやスマホの画面を見せる筆談で十分に伝わる。
- 社内手続き・備品管理・社内規程・社内管理という4つの場面別に、そのまま見せて使える短いフレーズを紹介。理由や使い方をあわせて伝えると、認識違いを防ぎやすくなる。
- 大切なのは完璧な中国語を話すことではなく、相手に寄り添い分かりやすく伝えようとする姿勢。日々の声掛けの積み重ねが、安心して働ける環境づくりにつながる。
総務で中国語を使う場面とは
総務担当者は、外国人社員が安心して働ける環境づくりを支える大切な役割があります。
まずは、総務で中国語を使う場面や、中国語で声をかけることのメリットについて見ていきましょう。
総務は外国人社員の受け入れ窓口になることが多い
入社手続きや備品の貸与、ルール説明など、外国人社員が仕事を始めるために必要な案内を行うのが総務の役割です。日本語に慣れていない時期は、こうした一つひとつの説明だけでも不安を感じやすいものです。
そのため、必要に応じて簡単な中国語を交えながら案内すると、内容を理解しやすくなるだけでなく、「困ったときは相談しても大丈夫」という安心感にもつながるでしょう。
中国語での声掛けが外国人社員の安心感につながる
外国人社員は、仕事だけでなく、日本での生活や社内ルールなど、分からないことを抱えながら働いていることがあります。中には、仕事とは直接関係のない生活面のことで会社へ相談するケースもあります。そのため、安心して相談できる環境をつくることも総務の大切な役割です。
そんなとき、「分からないことがあれば聞いてください」「困ったことがあれば相談してください」といった一言を中国語で伝えるだけでも、相手は相談しやすくなります。
次のパートから、実務で使えるフレーズを紹介します。発音に自信がない場合は、メモやスマホの画面を見せる(筆談する)だけでも十分伝わるので、まずは使えそうな表現から試してみてください。
社内手続きで使える中国語表現

入社時の書類提出や各種申請は、総務担当者が案内する機会の多い業務です。
中国語で説明できると、内容を理解しやすくなり、手続きもスムーズに進められます。
社内手続きで使える中国語フレーズ
- 请填写这份资料。
Qǐng tiánxiě zhè fèn zīliào.
(この書類に記入してください。) - 请在这里签名。
Qǐng zài zhèlǐ qiānmíng.
(ここに署名してください。) - 请在今天内提交。
Qǐng zài jīntiān nèi tíjiāo.
(今日中に提出してください。) - 请告诉我您的新地址。
Qǐng gàosu wǒ nín de xīn dìzhǐ.
(新しい住所を教えてください。) - 请办理这个手续。
Qǐng bànlǐ zhège shǒuxù.
(この手続きをお願いします。)
ワンポイント
書類の提出をお願いするときは、「給与計算に必要です」「会社から連絡するときに使います」のように、提出する理由もあわせて伝えると相手も理解しやすくなります。
備品管理で使える中国語表現

総務担当者は、ロッカーや文具の保管場所など、社内で使用する備品を案内する機会も多くあります。
中国語で説明できると、中国人社員も迷わず備品を利用しやすくなるでしょう。
備品管理で使える中国語フレーズ
- 这是您的更衣柜。
Zhè shì nín de gēngyīguì.
(こちらがあなたの更衣ロッカーです。) - 文具在这个柜子里。
Wénjù zài zhège guìzi lǐ.
(文具はこのキャビネットにあります。) - 需要的话,可以自由使用。
Xūyào de huà, kěyǐ zìyóu shǐyòng.
(必要であれば自由に使ってください。) - 用完以后,请放回原来的地方。
Yòng wán yǐhòu, qǐng fàng huí yuánlái de dìfang.
(使い終わったら元の場所へ戻してください。) - 如果找不到,请告诉我们。
Rúguǒ zhǎo bú dào, qǐng gàosu wǒmen.
(見つからない場合は教えてください。)
ワンポイント
備品を案内するときは、「どこにあるか」だけでなく、「自由に使えるのか」「使い終わったら元の場所へ戻すのか」まで伝えると、認識違いを防ぎやすくなります。
社内規程を説明するときの中国語表現
「遅刻の連絡方法」や「有給のルール」など、会社独自のルールを中国語で説明するのは難しいかもしれません。
ここで紹介するフレーズは、そのままスマートフォンやメモに書き写して中国人社員に見せるだけで伝わる、短くてシンプルな表現に厳選しました。
中国語で分かりやすく説明することで、誤解や認識違いを防ぎやすくなります。
社内規程を説明するときに使える中国語フレーズ
- 为了安全,请戴员工证。
Wèile ānquán, qǐng dài yuángōngzhèng.
(安全のため、社員証をつけてください。) - 如果要请假,请在〇点前联系。
Rúguǒ yào qǐngjià, qǐng zài 〇 diǎn qián liánxì.
(休む場合は、〇時前に連絡してください。) - 如果迟到,请联系我。
Rúguǒ chídào, qǐng liánxì wǒ.
(遅刻するときは、私に連絡してください。) - 如果要休假,请提前申请。
Rúguǒ yào xiūjià, qǐng tíqián shēnqǐng.
(お休みを取る時は、事前に申請してください。) - 公司资料,不能带回家。
Gōngsī zīliào, bùnéng dài huí jiā.
(会社の資料は、家に持ち帰れません。)
ワンポイント
大切なのは、ルールを完璧な中国語で説明することではありません。相手に寄り添い、分かりやすく伝えようとする姿勢です。
そうした積み重ねが、入社直後の中国人社員にとって大きな安心感につながります。
社内管理で使える中国語表現

総務における「管理業務」とは、書類や設備を管理することだけではありません。
外国人社員が安心して働けるよう日々サポートする役割も担っています。
説明後の「理解確認」や入社直後の「相談対応」に使える、見せるだけの短いフレーズを紹介します。
社内管理で使える中国語フレーズ
- 明白了吗?
Míngbái le ma?
(分かりましたか?) - 有不懂的地方吗?
Yǒu bù dǒng de dìfang ma?
(分からないところはありますか?) - 有什么困扰吗?
Yǒu shénme kùnrǎo ma?
(何か困っていることはありますか?) - 生活上有问题吗?
Shēnghuó shàng yǒu wèntí ma?
(生活で困ったことはないですか?) - 如果有看不懂的信件,我可以帮您解释。
Rúguǒ yǒu kàn bù dǒng de xìnjiàn, wǒ kěyǐ bāng nín jiěshì.
(分からない郵便物があれば、一緒に確認します。)
ワンポイント
総務担当者が簡単な中国語で「気にかけていますよ」という気持ちを伝えるだけでも、外国人社員は質問しやすくなります。
こうした日々の声掛けが、安心して働ける環境づくりにもつながります。
まとめ|総務で中国語を使い、中国人社員が働きやすい環境を作ろう
今回は、総務で使う中国語表現について、社内手続きや備品管理、社内規程、社内管理などの場面ごとに紹介しました。
総務担当者が中国語を使う目的は、単に手続きやルールを伝えることではありません。中国人社員が安心して働き、日本での生活にも少しずつ慣れていけるよう支えることも、大切な役割の一つです。
最初から完璧な中国語を話す必要はありません。今回紹介したフレーズを参考に、まずは使えそうな表現から一つずつ取り入れてみましょう。
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