【最新】中国のファストフード文化事情は?日本との違いや独自文化を解説

【最新】中国のファストフード文化事情は?日本との違いや独自文化を解説

日本でも馴染みの深い「ファストフード」。しかし、お隣・中国のファストフード文化は、私たちの想像を遥かに超える独自の進化を遂げているのをご存知でしょうか?

マクドナルドでお粥が売られていたり、ケンタッキー(以下、KFC)が圧倒的なシェアを誇っていたり、さらには伝統的な円卓文化から「お一人様」スタイルへシフトしていたりと、驚きの最新トレンドが満載です。

今回は、そんな爆速で進化し続ける中国のファストフード事情を徹底解説します。日本との違いやいま現地で大ブームを巻き起こしている注目のチェーンなど、知れば現地の旅がもっと楽しくなる最新のファストフード事情を紐解きます。

目次

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 中国のファストフードはQRコード注文・キャッシュレス・配膳ロボットが当たり前で、デリバリー(外卖)が日常の食事として完全に定着しており、日本と比べてテクノロジー活用が大幅に進んでいる。
  • KFCはマクドナルドを超える人気を誇り、お粥・中国式揚げパンなど現地の朝食文化に徹底的に寄り添ったメニュー開発が成功の鍵で、中国式バーガーの「塔斯汀」など地元ローカルチェーンも急成長中。
  • 円卓を囲む大人数スタイルから「一人食」文化へのシフトが進んでおり、都市部の単身世帯増加を背景にカウンター席や一人用セットを備えたファストフード店が急増している。

中国のファストフード事情とは?日本との違いや3つの特徴

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中国のファストフードには3つの特徴があります。

  1. テクノロジーの普及
  2. デリバリー需要の高さ
  3. 中国人好みのメニューが豊富

1つずつ詳しく解説していきます。

1. テクノロジーの普及

中国国内の飲食店に入ると、QRコードでの注文やキャッシュレス化、配膳ロボットなど、至る所にテクノロジーを感じるでしょう。

日本でもここ数年、カフェや居酒屋など、QRコードを利用した注文方法が導入されたお店が増えてきていますが、依然として店員への直接注文や食券システムが導入されています。

一方中国では、QRコードを利用して注文し、キャッシュレス決済を済ませるといった方法で、注文から支払いまでスマホ一つで完結させることが多いです。

また、人件費の高騰などを理由に、中国ではいち早く配膳ロボットを導入しており、当たり前のようにロボットが飲食店で働いています。

2. デリバリー需要の高さ

中国のファストフードを語る上で欠かせないのが、圧倒的なデリバリー(=外卖/wàimài)需要の高さです。

日本でもデリバリーを利用する人は増えていますが、配送料が高かったり、ご飯を作るのが面倒な時に利用したりするという印象ではないでしょうか。

一方の中国では、日常の食事の選択肢としてデリバリーが完全に溶け込んでいます。その高い需要を支えているのが、配送料の安さと配達スピード、そして充実した割引キャンペーンです。お店で食べるよりもデリバリーの方が安くなるケースも珍しくなく、大手ファストフード店から個人経営のローカル店まで、あらゆる店舗が対応しています。

日本でいうUber Eatsや出前館のように、中国では「美团」や「饿了么」のロゴ入りリュックやパーカーを着用した配達員たちが、街中を駆け巡っています。

また、オフィスビルや大学にはデリバリー専用の受け取りラックが設置されているところも多く、スマホ一つで手軽に注文し、スムーズに受け取れる環境が定着しています。

3. 中国人好みのメニューが豊富

中国のマクドナルドでは、中国式揚げパンや豆乳といった伝統的な朝食メニューをはじめ、麻辣味のチキンバーガーなど、本場ならではのスパイスを効かせたメニューが人気を集めています。 

また、ケンタッキーフライドチキンでは、定番のチキン以外にもお粥や丼メニューがラインナップされ、中国人の舌の好みに合わせた「中式快餐(中国式ファストフード)」としての地位を確立しています。

外資系チェーンでありながら、ブランドの型にこだわりすぎず、現地の食文化を取り入れる柔軟さこそが、中国でファストフードが深く愛されている大きな理由と言えるでしょう。

圧倒的コスパ!中国の外食文化とは

圧倒的コスパ!中国の外食文化とは

中国の外食文化において、日本と特に異なるのが「朝食スタイル」です。日本では朝食を家で済ませるのが基本ですが、中国では朝食=外食もしくは外で買って持ち帰る「打包(dǎbāo)」スタイルが一般的です。

というのも、中国の屋台や専門店で買う朝食は圧倒的にコスパが良いからです。例えば、定番の中国式揚げパンは1本2元(約40円)、温かい豆乳や熱々のお粥をセットにしても、わずか5〜10元(約100〜200円)ほどで朝食を済ませられます。 

自炊するよりも安く、しかも手軽に出来立ての朝食が食べられるため、忙しい朝の時間を効率的に使いたい中国の人々にとって、この圧倒的なコスパの高さは日常に欠かせないものとなっています。

外資VSローカル!独自の進化を遂げる中国のチェーン店文化

外資VSローカル!独自の進化を遂げる中国のチェーン店文化

中国の街には、日本では見かけないユニークな外食チェーン店がたくさん目に飛び込んできます。なぜこれほどまでにファストフードが浸透し、独自の進化を遂げたのでしょうか。

ここでは、日本でもお馴染みの海外発チェーンと、いま勢いのある中国発チェーン、それぞれの視点から人気の秘密を見ていきましょう。

マクドナルド超え!KFCの人気の秘密

中国のファストフード界で、圧倒的な人気を誇るのがKFC(肯德基/kěndéjī)です。

実はマクドナルドよりも早く中国に進出したKFCは、中国人が大好きな鶏肉のメニューを中心に据えて大ヒットしました。

さらに、北京ダック風のラップを発売するなど、驚異のスピードで中国人好みのメニューを開発していきました。

なかでも、朝食メニューにお粥や中国式揚げパンをいち早く取り入れたのは有名な話です。徹底的に「現地に根付いている味」に寄り添ったことが、今でも人気の高さの理由だと言われています。

外資を脅かすローカルチェーンの逆襲!「中式快餐」の台頭

いま、そのKFCを追いかける勢いで急成長しているのが、中国生まれのローカルチェーンです。

特に話題なのが、中国式ハンバーガー専門店の「塔斯汀(タスティン)」です。外はサクサク、中はモチモチ食感の中華風のバンズを使い、北京ダックやクミン入りのチキンといった中国人好みの具材を挟んだ斬新なスタイル。これがボリューム満点で外資のチェーン店よりも値段が安いことから、現地の若者の間で大ブームになっています。

他にも、ファストフード感覚で熱々の石焼きビビンバが食べられる「米村拌饭」など、気軽に楽しめる巨大チェーンが次々と誕生しています。

注文の手軽さはもちろん、コスパの良さも味方につけて、今や海外発の大手チェーン店に負けないほどの人気を集めています。

進化が止まらない中国の飲食店スタイル

進化が止まらない中国の飲食店スタイル

中国の食事といえば、大人数で円卓を囲むイメージが強いですよね。しかし今、現地のファストフード店を中心に「一人食」と呼ばれるお一人様向けのスタイルが急増しています。 

その背景には、近年、中国でも都市部を中心に単身世帯が増え、ライフスタイルが多様化したことで「効率よく手軽に食事を済ませたい」という人が増えていることが挙げられます。 

仕切りのあるカウンター席や、1人でも頼みやすいセットメニューが充実したことで、仕事帰りの会社員や学生が気軽にフラッと立ち寄れるお店が増加しています。このスタイルの普及が、中国国内のファストフード人気をさらに押し上げています。

“伝統”と”最新”が融合する中国のファストフード文化を体感しよう 

中国では、今やファストフード=時短メニューの枠を超え、中国の伝統×最新デジタルが融合した、世界で最も変化の激しい分野の一つです。

もし現地を訪れた際は、ローカル店だけでなく、ぜひお馴染みのマクドナルドやKFCにも足を運んでみると肌でファストフード事情を体感できるでしょう。日本にはない中国限定メニューや、ハイテクな注文システムにきっと驚くはずです。

ぜひスマホを片手に、本場でしか味わえない食文化を存分に満喫してみてはいかがでしょうか?

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Julie 中国語学習ライター・メディアクリエイター / Chinese Learning Writer & Media Creator
独学で中国語を習得し、HSK5級に合格。中国・台湾へのオンライン留学経験をもとに、実践的な中国語学習や現地情報を発信している。
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