2024年、CC LESSONでは「HSKキャッシュバックキャンペーン」を実施しました。
それにあわせて、受験者の皆さまを対象にアンケートを行い、245名から回答をいただきました。
Part3となる本記事では、
「なぜ中国語を学んでいるのか」
「どのような目的やレベルの人がHSKを受験しているのか」
といった点に焦点を当てます。
個別の体験談を深掘りするのではなく、学習目的・学習歴・現在の会話レベルといった項目を中心に、アンケート結果を統計的に整理することで、HSK受験者の背景や特徴を可視化していきます。
これからHSK受験を考えている方にとって、「自分はどの位置にいるのか」「どの級を目指すべきか」を考えるための判断材料となる、“リアルな数字”をお届けします。
調査概要
🔶調査対象:HSKキャッシュバックキャンペーン受験者
🔶回答数:245名
🔶調査期間:2024年(3か月間)
🔶調査方法:オンラインアンケート
中国語学習の目的
中国語を学習する目的として「趣味として」と回答した人が圧倒的に多いことが分かります。
| 項目 | 割合(%) |
|---|---|
| 趣味として | 44.1 |
| キャリアアップのため | 19.6 |
| 仕事で必要 | 19.6 |
| 留学のため | 5.7 |
| 旅行のため | 5.7 |
| その他 | 5.2 |
資格取得や仕事への直接的な活用だけでなく、純粋に中国語そのものを楽しみながら学んでいる層が、HSK受験者の中心になっている点が特徴的です。
中国語学習の目的を、もう少し詳しく見てみると
中国語学習の目的として最も多かったのは「趣味として」という回答でしたが、自由記述を見ると、その内容は決して一様ではありません。
たとえば、
- 中国のドラマや映画を字幕なしで楽しみたい
- 中国の歴史や文化への関心から学び始めた
- 中国語そのものの音や表現に魅力を感じている
といった声が見られ、語学そのものを楽しむ姿勢が多くうかがえます。
また、「キャリアアップのため」「仕事で必要」と回答した人の中にも、現在すぐに中国語を使う業務があるというより、将来の選択肢を広げるために学習を続けているというケースが少なくありませんでした。
少数派だが印象的だった学習目的
割合としては多くないものの、自由記述の中には、次のような目的も見られました。
- 留学やワーキングホリデーを見据えている
- 中国語圏への長期旅行・移住を考えている
- 家族や身近な人とのコミュニケーションのため
- 教養・第二外国語としてじっくり学びたい
これらの回答からは、中国語学習が単なる資格取得や仕事のためだけでなく、個人の関心やライフスタイルと結びついた学びとして位置づけられていることが分かります。
学習歴・会話レベルと目的の関係
中国語学習歴や現在の会話レベルとあわせて見ると、「趣味として学習している」と回答した人の中には、中級レベルまで学習を継続している層が多い点も特徴的です。
短期間で成果を求めるのではなく、自分のペースで学習を続けながら、その節目としてHSKを受験している様子がうかがえます。
中国語学習歴の分布

中国語学習歴についてアンケート結果を見ると、多かったのは、学習歴が1〜3年、3〜5年といった中期的に学習を継続している層でした。
中国語学習を始めて間もない初期段階の学習者だけでなく、ある程度基礎を身につけたうえで、学習の節目としてHSKを受験している人が多いことがうかがえます。
一方で、5年以上にわたって中国語学習を続けている長期学習者も一定数存在しており、HSKが「学習初期の到達目標」だけでなく、継続的に学習してきた人にとっても、現在の実力を客観的に確認するための指標として活用されていることが読み取れます。
この結果から、HSKは特定の学習段階の人だけを対象とした試験ではなく、中国語学習のさまざまなフェーズにある学習者にとって、有効な目標設定や実力確認の機会となっていると言えるでしょう。
現在の中国語会話レベル

自己評価では、「中級(日常会話なら可能)」が47.5%と最も多く、次いで「初級者(自己紹介や簡単な文章は言える)」が44.3%でした。
この2つで大半を占めており、HSK受験者の多くが「全くの初心者」というより、一定の基礎を身につけた段階で受験している層であることが分かります。
HSKは筆記試験中心の試験ですが、こうした結果から、学習者は会話力などの実用面も意識しつつ、その到達度を客観的に確認する手段としてHSKを活用していることが分かります。
目的別に見える特徴
本記事では、HSKキャッシュバックキャンペーン受験者へのアンケート結果をもとに、中国語学習の目的、学習歴、現在の会話レベルといった観点から、HSK受験者の背景や特徴を整理しました。
中国語学習の目的としては「趣味として」が圧倒的に多く、HSKが仕事や資格取得のためだけでなく、中国語学習を楽しみながら続けている人にとっても、身近な目標として活用されていることが分かります。
また、学習歴を見ると、学習初期層から長期学習者まで幅広い層が受験しており、中でも1〜5年程度学習を継続してきた層が中心となっていました。
現在の会話レベルについても「中級者」が最も多く、HSKが一定の基礎力を身につけた学習者に広く受験されている試験であることがうかがえます。
まとめ
今回のアンケートを通して見えてきたのは、HSKが特定の層だけの試験ではなく、中国語学習のさまざまな段階にある人にとって、学習の節目や実力確認の指標として機能しているという点です。
これからHSK受験を考えている方にとって、今回のアンケート結果が、「自分はどの位置にいるのか」「どの級を目指すべきか」を考える際の一つの判断材料となれば幸いです。

