2024年、CC LESSONでは「HSKキャッシュバックキャンペーン」を実施しました。
それにあわせて、受験者の皆さまを対象にアンケートを行い、245名から回答をいただきました。
Part2となる本記事では、
「HSKに合格するには、どれくらい勉強すればいいのか」
「実際に受験した人は、どのように学習していたのか」
という疑問に焦点を当てます。
個別の体験談を深掘りするのではなく、学習時間・学習頻度・学習方法といった項目を中心に、アンケート結果を統計的に整理することで、HSK対策の実態を可視化していきます。
これからHSK受験を考えている方にとって、自分に合った学習ペースや対策方法を考えるための判断材料となる“リアルな数字”をお届けします。
調査概要
🔶調査対象:HSKキャッシュバックキャンペーン受験者
🔶回答数:245名
🔶調査期間:2024年(3か月間)
🔶調査方法:オンラインアンケート
HSK対策に要した学習時間
学習時間は「10時間未満」から「50時間以上」まで幅広く分布しています。
| 学習時間 | 割合 |
|---|---|
| 〜10時間 | 28.2% |
| 10〜30時間 | 26.1% |
| 30〜50時間 | 13.9% |
| 50時間以上 | 31.8% |
(小数第1位まで四捨五入)
50時間以上と回答した人が最も多く(31.8%)、短期間の詰め込みではなく、一定期間コツコツと学習を積み上げている層が多いことが分かります。
一方で、30〜50時間に集中している層は比較的少なく、学習時間は「短時間派」と「しっかり時間をかける派」に分かれる傾向が見られます。
HSKは単語・文法・リスニング・読解と出題範囲が広いため、「一夜漬け」で対応できる試験ではありません。
今回の結果は、HSKが日々の積み重ねを前提とした試験であることを、データからも裏付けるものと言えるでしょう。
中国語の学習頻度
学習頻度では、「毎日」「週に数回」と回答した人が大半を占めました。
| 学習頻度 | 割合 |
|---|---|
| ほぼ毎日 | 43.2% |
| 週3〜4日 | 38.8% |
| 週1〜2日 | 9.3% |
| 月2~3回 | 5.31% |
| 不定期 | 3.39% |
特に社会人学習者にとって、「毎日2〜3時間」よりも「短時間でも継続する」ことが現実的な選択肢であることがうかがえます。
HSK対策で重要だと思う勉強

「HSK対策で特に重要だと思う勉強」について、さまざまな回答が寄せられました。
その中でも、重要だと思う勉強として多く挙げられたのは、「語彙」「リスニング」「読解」でした。
HSKは会話試験ではないため、「話せる=点が取れる」ではありません。
試験形式に即した対策が重視されている点が、非常に現実的です。
スキル別に意識されている対策
- リスニング練習(音声を聞く・聞き取り)
- 長文読解への慣れ
- 語順・構文の理解
- 作文(特に上級級)
単なる暗記だけでなく、実際の試験形式に慣れることを重視する声が目立ちました。
学習の進め方・姿勢として挙げられたもの
- 継続的な学習
- 毎日少しずつ勉強すること
- バランスよく学習すること
- 自分の弱点を把握して重点的に対策すること
「どんな教材を使うか」以上に、学習を継続すること自体が重要だと捉えられている点が印象的です。
その他の意見
- 発音の確認
- シャドーイング
- 中国語に触れる時間を増やすこと
など、個人の学習段階や受験級に応じた工夫も見られました。
HSK受験者は、他にどんな学習をしている?

HSKキャッシュバックキャンペーン受験者へのアンケートでは、学習時間や頻度だけでなく、日常的にどのような方法で中国語学習を続けているのかについても回答が寄せられました。
ここでは、その結果から見えてきた傾向を紹介します。
中国語検定を保持している学習者も
アンケートでは、中国語検定(一般財団法人 日本中国語検定協会主催)をすでに取得している、あるいは過去に受験したことがあると回答した人も一定数見られました。
HSKと中国語検定は試験形式や評価軸が異なりますが、複数の資格を通じて自分の中国語力を確認している学習者がいることがうかがえます。
資格を目的とするというよりも、学習の節目や目標設定の一つとして活用しているケースが多いようです。
CC LESSON以外に利用している学習手段
日常の中国語学習では、CC LESSONに加えて、市販のテキストや問題集、単語帳アプリ、テレビやラジオの中国語講座、Youtubeなどの動画や音声教材などを併用しているという回答が多く見られました。
一つのサービスや教材に頼るのではなく、目的や学習内容に応じて複数のツールを使い分けている点が特徴的です。
特に、語彙学習やリスニング対策については、スキマ時間を活用できる教材が選ばれている傾向がありました。
おすすめの学習サービス・書籍について
自由記述では、HSK対策本やリスニング教材、語彙強化用の書籍など、具体的な教材名が数多く挙げられていました。
これらの回答からは、「これ一つで完璧」という教材を探すのではなく、自分の弱点や目的に合わせて教材を組み合わせている学習者像が浮かび上がります。
日常の中国語学習方法
日常の学習方法として多かったのは、短時間でも毎日中国語に触れることを意識している、という声でした。
通勤時間や空き時間に単語学習を行ったり、音声を聞いてリスニングに慣れたりするなど、無理なく継続できる形で学習を生活の中に組み込んでいる様子が見られます。
まとめ
本記事では、HSKキャッシュバックキャンペーン受験者へのアンケート結果をもとに、学習時間・学習頻度・学習方法といった観点から、HSK対策の実態を整理しました。
今回のアンケートから見えてきたのは、
- 学習時間より「継続性」が重視されている
- 学習内容は試験形式を強く意識
- 社会人でも無理のないペースで対策している
- 日々の学習を積み重ねながら、自分に合ったやり方で中国語学習を続けている
というHSK学習者のリアルな姿でした。
次回の記事では、「なぜ中国語を学んでいるのか」「どのような目的やレベルの人がHSKを受験しているのか」といった、学習者の背景や動機にフォーカスします。

