【中国語発音】声調(四声)を完全攻略!「カラス」や「不良」の真似でネイティブ発音が身につく!?

【中国語発音】声調(四声)を完全攻略!「カラス」や「不良」の真似でネイティブ発音が身につく!?

「中国語の漢字は何となく読めるけど、発音がどうしても通じない…」 そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?

その原因の9割は、ズバリ「声調(トーン)」にあります。 中国語は、音の上がり下がり(声調)だけで意味が全く変わってしまう言語です。例えば「ma」という音でも、声調が違えば「お母さん」になったり「馬」になったり、あるいは「罵る」という意味になったりします。怖いですよね!

今回の記事では、日本人にとって最大の難関と言われるこの「声調(四声)」を、イメージの力を使って楽しく攻略する方法をご紹介します。 「ドレミ」や「カラスの鳴き声」など、ユニークな例えで記憶に定着させましょう!

目次

中国語の「声調(四声)」とは?

日本語は「橋」と「箸」のように、高低アクセントで意味が変わることがありますが、基本的には平坦な言語です。 一方、中国語には明確に決められた4つの音のパターンがあります。これを「声調」または「四声(しせい)」と呼びます。

  1. 第一声(高く平ら)
  2. 第二声(一気に上がる)
  3. 第三声(低く抑えて曲げる)
  4. 第四声(一気に下がる)

これらをマスターしないと、どんなに単語を覚えても会話が成立しません。 では、それぞれの音を出すための「具体的なイメージ」と「コツ」を解説していきます。

第一声:ドレミの「ソ」でキープ!

まずは第一声です。 記号は横棒(ー)で表されます。

  • 音のイメージ:ドレミファ「ソ」の高さ
  • ポイント:高く、平らに、長く

日本人の話す日本語は、比較的低いトーンで話されることが多いです。そのため、自分が「高い」と思っている音でも、中国人からすると「まだ低い」ということがよくあります。

「ソ」の音をイメージして、そこから一切音を揺らさずに「アーーー」と伸ばしてみてください。お坊さんがお経を読む時のように、一定の高さを保つのがコツです。

第二声:「不良」になりきって「あぁ!?」

次は第二声です。 記号は右上がり(/)で表されます。

これが苦手な日本人は非常に多いです。どうしても「上がりきらない」のです。 そこで、動画で紹介されている最強のコツが「不良の真似」です!

  • 音のイメージ:肩がぶつかって喧嘩を売る時の「あぁ!?」
  • ポイント:低いところから、一気に高いところへ突き上げる

上品に発音しようとしてはいけません。眉間にシワを寄せて、相手に「なんだと!?」と聞き返すような気持ちで、短く鋭く「アー⤴」と上げてみてください。

この「感情」を乗せる方法が、実は一番きれいな第二声を出す近道なんです。

第三声:驚いた時の「へぇ〜」

三番目は第三声です。 記号はV字(∨)のように見えますが、実際には「低く抑える」ことがメインの音です。

  • 音のイメージ:納得したり感心したりした時の「へぇ〜(なるほど)」
  • ポイント:他の声調よりも時間をかけて、少し伸ばす

第一声や第二声に比べて、第三声は発音するのに時間がかかります。音が一度下がってから、ふわっと上がるからです。 無理にV字を描こうとせず、低い声で唸るように「アー⤵ア⤴」と粘り気のある音を出してみましょう。

喉の奥で音を転がすような感覚です。

第四声:カラスの鳴き声「カァ!」

最後は第四声です。 記号は右下がり(\)で表されます。

これは日本人にとって比較的出しやすい音ですが、もっとネイティブっぽくするコツがあります。それが「カラスの真似」です。

  • 音のイメージ:ゴミ捨て場にいるカラスの「カァ!」
  • ポイント:高いところから、一気に奈落の底へ落とす

ためらってはいけません。高い場所から石を投げ落とすように、鋭く、短く「アー!」と言い切ります。 日本人の第四声は「優しすぎる」と言われることがあります。

もっと鋭く、キレ良く発音することで、一気に中国語らしい響きになります。

なぜ日本人は声調が苦手なのか?

【中国語】検定の対策はどうやる?

「頭では分かっているのに、口が回らない…」 そう感じるのは、あなたのセンスがないからではありません。「音域の狭さ」が原因です。

日本語は、比較的狭い音域(低い音と高い音の差が小さい)で話す言語です。 一方、中国語は日本語の2倍以上の音域を使います。

  • 第一声:自分の限界まで高い声
  • 第四声:自分の限界まで低い声

この「高低差」を恥ずかしがらずに出せるかどうかが、上達の鍵です。 最初は「こんなに大げさでいいの?」と不安になるくらい抑揚をつけて練習してください。

普段の会話レベルの声量ではなく、舞台俳優になったつもりで声を出すのがポイントです。

効果的な練習ステップ

声調の特徴とその重要性

声調を確実に身につけるための、今日からできる練習法をご紹介します。

1.「手」を使って音を導く

声だけでコントロールしようとしないでください。 第一声なら手を横に動かす、第二声なら手を振り上げる。指揮者のように手で音の軌道を描きながら発音すると、不思議と声もその通りに動きます。

2. 大げさな「感情」をセットにする

先ほどの「不良」や「カラス」のように、感情や情景とセットで覚えてください。

  • 第一声:電話に出る時の高い声「もしもし?」
  • 第二声:喧嘩腰の「あぁ!?」
  • 第三声:ガッカリした時の「あ〜あ…」
  • 第四声:足の小指をぶつけた時の「痛っ!」 無機質な記号として覚えるよりも、感情とリンクさせた方が脳に定着しやすくなります。

3.自分の声を録音して「線」をイメージする

自分の発音を録音して聞いてみましょう。 「平らになっているか?」「しっかり上がっているか?」 自分の声が描く「線」を頭の中でイメージしてみてください。理想の線と自分の声が重なるまで、何度も修正を繰り返します。

まとめ

いかがでしたか? 中国語の声調は、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、今回ご紹介した「イメージ」を使えば、感覚的に捉えることができるはずです。

  • 第一声:高く平らに(ドレミのソ)
  • 第二声:一気に上げる(不良の「あぁ!?」)
  • 第三声:低く長く(納得の「へぇ〜」)
  • 第四声:鋭く落とす(カラスの「カァ!」)

この4つの感覚を体に染み込ませれば、あなたの中国語は劇的に聞き取りやすくなります。 動画では、実際の音の高さや長さ、そして先生の「不良の真似」の実演も見ることができます(笑)。ぜひ記事と合わせてチェックして、何度も真似してみてくださいね!

それでは、またCCレッスンでお会いしましょう!加油(ジャーヨウ)!

この記事を書いた人

監修者:Fei
中国北京市出身。北京首都師範大学卒業、筑波大学大学院修了。
指導歴15年、「美しい中国語」を届ける人気講師として幅広く支持されている。
HSK公式単語アプリのナレーターを務め、2025年大阪万博中国パビリオンで日中バイリンガル司会を担当。YouTubeでは今どき中国語「フェイ先生の声日記」を発信中。

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