【中国語】フォントの文字化けや違和感を回避!おすすめの種類を紹介

【中国語】フォントの文字化けや違和感を回避!おすすめの種類を紹介

「中国語の文章を作ったけど、なんだか漢字の形が変……」
「プレゼン資料で中国語を使う時、どのフォントを選べばいいの?」

日本語と中国語は同じ「漢字」を使いますが、実はフォント(書体)のデザインには明確な違いがあります。日本語フォントのまま中国語を表示させると、一部の漢字が正しく表示されなかったり、デザインに違和感が出たりするのが難点です。

こちらの記事では、メインテーマである「中国語のフォント」を軸に、フォントの種類の基本、無料で使えるおすすめフォント、ビジネスや学習で役立つ使い方のコツまでを解説します。

目次

【中国語】フォントの種類と基本知識

【中国語】フォントの種類と基本知識

まず、中国語フォントには大きく分けて2つの系統があります。日本語でいう「明朝体」と「ゴシック体」ですが、中国語では呼び方が異なります。

代表的なフォントの分類

中国語の名称日本語の対応特徴・用途
宋体(ソーンティ)明朝体筆の入り抜きがある伝統的な書体。長文や公的文書向き。
黑体(ヘイティ)ゴシック体線の太さが均一。PC画面やスライド資料で見やすい。
楷体(カイティ)楷書体手書き文字に近い。教科書などでよく使われる。

PCに最初から入っている定番フォントとしては、Windowsなら「Microsoft YaHei(マイクロソフト ヤヘイ)」、Macなら「PingFang SC(ピンファン エスシー)」が、最も標準的なゴシック体(黒体)です。

「簡体字」と「繁体字」の区別

フォントを選ぶ際、最も注意すべきなのがこの区別です。

  • SC(Simplified Chinese):簡体字(中国本土用)
  • TC(Traditional Chinese):繁体字(台湾・香港用)

フォント名の末尾に「SC」とあれば簡体字用、「TC」とあれば繁体字用です。ここを間違えると文字化けの原因になるので注意しましょう。

【中国語】おすすめフォント

標準フォント以外で、デザイン性が高く、かつ無料で安心して使えるおすすめフォントを紹介します。

Google Fonts「Noto Sans SC」が最強

GoogleとAdobeが共同開発した「Noto Sans」シリーズの中国語版です。世界中で使われており、視認性が抜群に高いのが特徴です。

  • メリット:太さ(ウェイト)の種類が豊富で、見出しから本文までこれ一つで完結できる。
  • 入手方法:Google Fonts公式サイトから「Noto Sans SC」で検索してダウンロード。

以下に公式リンクを提示しますが、資料作成などのビジネス用資料でも広く使われている便利なフォントなので、綺麗に整ったフォントをお探しの方はこちらがおすすめです。

他にも用途に合わせて色々な種類のフォントが存在するので、例えば動画のサムネイルを作る際や、PR広告を作る際など用途に合わせて「中国語 フォント」で検索するのが良いでしょう。

【中国語】フォントの使い方と注意点

【中国語】フォントの種類と基本知識

WordやPowerPointで中国語を入力する際、日本語フォント(MSゴシックなど)のままだと、漢字の形が日本式になってしまうことがあります。

「骨」や「直」の形に注意

これらは日中で漢字コードが同じでも、字形が微妙に異なる代表例です。

漢字日本語フォントの場合中国語フォントの場合
上の四角の中にある折れ線が、右側についている折れ線が左側についている(方向が逆)
「L」のような形が含まれる「L」の部分がまっすぐな横線になっている

正しい中国語の資料を作るなら、文字を選択してしっかりと「SimSun(宋体)」「Microsoft YaHei」などの中国語フォントを指定してあげる必要があります。

基本的にはCtrl+Aで全体を選択し、フォント設定を変更すると一括で変更できるので、全ての文章が書き終わった後に一括返還するのもおすすめです。

画数が多いのでサイズアップがおすすめ

簡体字は画数が少ない文字も多いですが、文章全体で見ると密度が高くなりがちです。

日本語の資料と同じフォントサイズ(例:10.5pt)だと、少し窮屈で読みづらく感じることがあります。「日本語より1〜2ポイント大きくする」あるいは「行間を少し広めにとる」と、ネイティブにとっても読みやすい資料になります。

ここら辺は何度も言う通り、何に使う用の資料なのか次第で調整する必要があるので、適宜調整するのがおすすめです。

とにかく「見やすければ問題ない」という視点で、資料を見てあげるのが良いでしょう。

まとめ

こちらの記事では「中国語のフォント」をテーマに、種類の違いやおすすめのフォントについて解説しました。最後にポイントを復習しましょう。

  • ビジネス資料なら「黑体(ゴシック)」、公的文書なら「宋体(明朝)」
  • フォント名の「SC(簡体字)」と「TC(繁体字)」を確認する
  • 迷ったらGoogleの「Noto Sans SC」を使えば間違いない
  • 日本語フォントのままだと「骨」などの漢字の形が違うので注意

たかがフォント、されどフォントです。正しい書体を使うことは、相手の文化を尊重することにも繋がります。ぜひ今日から設定を見直してみてください。

この記事を書いた人

監修者:Fei
中国北京市出身。北京首都師範大学卒業、筑波大学大学院修了。
指導歴15年、「美しい中国語」を届ける人気講師として幅広く支持されている。
HSK公式単語アプリのナレーターを務め、2025年大阪万博中国パビリオンで日中バイリンガル司会を担当。YouTubeでは今どき中国語「フェイ先生の声日記」を発信中。

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