皆さん、こんにちは!
中国語学習を始める際、私たち日本人には最強の武器があります。そう、「漢字」です。
欧米の学習者が漢字の書き取りで苦労する中、私たちは「見て意味がわかる」「なんとなく書ける」という巨大なアドバンテージを持っています。しかし、実はその自信こそが最大の落とし穴になることをご存知でしょうか?
「この字、日本語と同じだ!」と思って書いたら、ネイティブの先生に「ブッブー(間違い)!」と直されてしまった…。そんな経験がある方も多いはずです。
今回は、動画で解説されている「日本語と似ているけれど微妙に違う中国語の漢字」を6つピックアップして、その違いを徹底解説します。間違い探しのつもりで、楽しみながらチェックしていきましょう!
なぜ「微妙な違い」が生まれるのか?
具体的な漢字を見ていく前に、少しだけ背景をお話しします。 現在、中国本土で使われている「簡体字」は、画数の多い伝統的な漢字を簡略化して作られました。
一方、日本で使われている漢字(常用漢字)も、戦後に独自に簡略化されたものが多くあります。つまり、「元は同じ漢字だったけれど、中国と日本でそれぞれ別のルールで整形手術をした」というケースがたくさんあるのです。
「全く違う字」なら間違えませんが、「整形の結果、ホクロの位置だけが違う」ような漢字は、意識して見ないと気づけません。それでは、代表的な「ひっかけ漢字」を6つ見ていきましょう。
1. 骨(gǔ):中の「折れ」が逆!?
1つ目は「骨」という字です。 「え?これは日本語と全く同じでしょ?」と思った方、よーく見てください。
- 日本語の「骨」:上部の四角の中にある小さな折れ線が、「左側(┌)」についています。
- 中国語の「骨」:上部の四角の中にある小さな折れ線が、「右側(┐)」についています。
動画で先生が解説している通り、中の小さなパーツの向きが鏡のように逆になっています。パソコンのフォントによっては見分けにくいこともありますが、手書きの際はここが重要なチェックポイントになります。
2. 徳(dé):一本多い「心」の上
2つ目は「徳(德)」です。 「道德(dàodé)」や「ドイツ(德国)」などでよく使う重要な漢字です。
日本語の「徳」は、「心」の上に何もありません(「四」の下が直接「心」)。 しかし、中国語の「德」は、「心」の上に横棒(一)が入ります。
実はこれ、日本の旧字体と同じ形です。中国語ではこの横棒を省略せずに書くのが正解です。「心の上に一本線を乗せる」と覚えておきましょう。
3. 真(zhēn):中の線は2本?3本?
3つ目は「真」です。 「本当ですか?(真的吗?)」というフレーズで頻出の漢字ですね。
日本語の「真」は、真ん中の「目」のような部分に横線が2本入ります。 しかし、中国語の「真」は、この部分が独立した箱ではなく、下の「ハ」の字と繋がる構造になっており、結果として横線が3本入る形になります。
「真」の中に「三」がある、というイメージで覚えると間違いを防げます。
4. 黒(hēi):窓の中は点々
4つ目は「黒(黑)」です。 「黒色(hēisè)」など、基本の色を表す単語です。
日本語の「黒」は、上の部分が「田」のような形で、中に十字を書きます。 一方、中国語の「黑」は、上の四角の中が十字ではなく、「点々(丷)」のような形になります。
パソコンで打つとフォントが小さくて気づきにくいですが、手書き試験などでは厳しく見られるポイントです。「中国の黒は、中が点々」と唱えて書きましょう。
5. 減(jiǎn):さんずい?にすい?
5つ目は「減(减)」です。 「減少(jiǎnshǎo)」や「ダイエット(减肥)」などで使われます。
最大の違いは、左側の部首です。
- 日本語の「減」:さんずい(水)
- 中国語の「减」:にすい(氷)
これは非常に間違いやすいポイントです!「減らす」ときは「水(さんずい)」ではなく「冷たい氷(にすい)」になると覚えましょう。ちなみに右側の口の中の線も、日本語とは少し形が異なります。
6. 氷(bīng):そもそも形が違う
最後は「氷(冰・bīng)」です。 「冷たい水(冰水・bīngshuǐ)」などで使います。
日本語の「氷」は、「水」という字の左上に点を打ちますよね。 しかし、中国語の「冰」は、「にすい」+「水」という形になります。
左右に分かれる構造になるので、パッと見た時の印象がかなり違います。「氷(こおり)」という字を書くときは、部首の「にすい」を忘れずに書きましょう。
間違いを防ぐための学習法

いかがでしたか?「今まで日本語と同じように書いていた…」という字が一つはあったのではないでしょうか。
こうした細かい違いを修正するためには、以下の2つの方法がおすすめです。
1. 手書き設定の辞書アプリを使う
スマホの辞書アプリ(Plecoや日中辞書など)の手書き入力機能を使ってみましょう。正しい画数や筆順で書かないと認識されないことがあるため、自分の書き癖をチェックするのに最適です。
2. 「違うもの」という前提で疑う
新しい単語を覚える時、「あ、これ知ってる漢字だ」と流さずに、「どこか違うところはないかな?」と間違い探しをする習慣をつけましょう。特に部首や中の細かい線は要チェックです。
まとめ
日本語と同じようで違う、中国語の漢字。最初は面倒に感じるかもしれませんが、この「間違い探し」を楽しめるようになると、漢字への理解がより深まります。
- 骨:中の折れ線の向きが逆
- 徳:心の上に「一」がある
- 真:中は横線3本
- 黒:中は点々
- 減:さんずいではなく「にすい」
- 氷:にすい+水
正確な漢字を書けると、ネイティブからも「おっ、しっかり勉強しているな!」と一目置かれます。ぜひ動画を見ながら、実際に手を動かして練習してみてくださいね。
それでは、またCCレッスンでお会いしましょう!

