「教科書の綺麗な中国語は聞き取れるけど、現地の会話についていけない……」
「中国のレストランで、スムーズに注文や会計ができるようになりたい!」
中国語学習において、リスニング力を鍛えるには、実際にネイティブが話すスピードやリズムに慣れることが一番の近道です。
今回は、四川省出身で重慶で働いている先生が、重慶の魅力や食文化について語る動画を教材に、実践的なリスニング練習とレストランで使える必須フレーズを学んでいきましょう。
この記事では、中国のレストランで絶対に使う5つのフレーズを中心に、重慶の激辛火鍋文化や四川方言の面白い豆知識まで解説します。
【動画で学ぶ】レストランで役立つフレーズ
まずは、耳を慣らすために以下の動画を視聴してみましょう。重慶の街や食文化について紹介した後、レストランで使えるフレーズが解説されています。
【中国語】レストランで使える5つのフレーズ
動画の後半では、中国のレストランで使える実用的なフレーズが紹介されています。この5つを覚えておけば、中国の飲食店で困ることはありません。
1. 会計の合計を聞く
一共多少钱?(Yí gòng duō shao qián?)
「全部でいくらですか?」という意味です。
買い物や食事の会計時に必ず使う表現なので、しっかり覚えておきましょう。
2. 会計をお願いする
老板,结账(Lǎo bǎn, jié zhàng)
「店長、お会計お願いします」という意味です。
「老板(ラオバン)」は本来「社長・オーナー」という意味ですが、飲食店では店員さんへの呼びかけとしても広く使われています。
3. 店員さんを呼ぶ
服务员!(Fú wù yuán!)
「すみません!」と店員さんを呼ぶ時の基本表現です。
日本では大きな声で店員を呼ぶのは少し気が引けますが、中国ではこれが普通なので遠慮なく呼びましょう。
4. ナプキンをもらう
餐巾纸(cān jīn zhǐ)
「ナプキン」のことです。
火鍋を食べると手や口が汚れるので、「服务员,餐巾纸」と言えばナプキンを持ってきてもらえます。
5. 支払い方法を伝える
微信 / 支付宝(Wēi xìn / Zhī fù bǎo)
現在の中国では、現金を使う人はほとんどいません。支払いは「微信(WeChat Pay)」か「支付宝(Alipay)」が主流です。
店員さんから「微信还是支付宝?(WeChatですか、Alipayですか?)」と聞かれることも多いので、覚えておくと便利です。
動画でも先生が言っていましたが、極端な話、中国語がまったく分からなくても「これ、これ、これ」と指差しで注文して、スマホ決済で支払えば、なんとか食事はできてしまいます。
【中国語】重慶ってどんな街?

動画の前半では、先生が重慶の街について紹介しています。リスニングのポイントを押さえておきましょう。
重慶の3つの特徴
1. 坂と階段が多い「魔幻都市」
重慶は「山城(山の街)」とも呼ばれ、坂道や階段が非常に多いです。動画でも「観光客はとても疲れる」と言っていましたね。建物の中を列車が走るなど、独特の地形から「魔幻都市(魔法のような不思議な都市)」とも呼ばれています。
2. 川が多く、夜景が美しい
重慶には大きな川が流れており、川沿いの夜景が有名です。動画でも「たくさんの美しい夜景がある」と紹介されていました。
3. 夏がとにかく暑い
夏は気温が40度を超えることも珍しくありません。動画では「最低42度、最高46度」と言及されていました。先生も「夏ではなく、冬に来るのがおすすめ」とアドバイスしていましたね。
重慶のおすすめグルメ
動画で紹介されていた重慶の代表的な料理は2つです。
火锅(huǒ guō)
重慶といえば、何と言っても火鍋。動画でも「非常に辛い」と繰り返し強調されていました。
重庆小面(Chóng qìng xiǎo miàn)
火鍋と並ぶ重慶の名物料理です。先生も「とても美味しい、私はとても好きです。皆さんもぜひ食べてください」と熱くおすすめしていました。
【中国語】辛いのが苦手な人の救世主「鸳鸯锅」

動画で特に丁寧に説明されていたのが、辛いものが苦手な人向けの注文方法です。
辛いスープ(紅湯)と辛くないスープ(白湯)が半分ずつ入った鍋を「鸳鸯锅(yuān yāng guō)」と言います。「鸳鸯(オシドリ)」のように2つが対になっていることから名付けられました。
先生の説明によると、外側の赤い部分が辛いスープ、内側の白い部分が辛くないスープです。辛いものが食べられる人は外側を、苦手な人は内側の白い部分を食べればOK。初めて火鍋に挑戦する日本人には、まずこの鸳鸯锅がおすすめです。
なぜ重慶の人は辛いものを食べるのか?
動画では、重慶や四川の人が辛いものを好む理由についても触れられていました。
重慶は夏がとても暑く、湿気も多い地域です。辛いものを食べて汗をかくことで、体内の老廃物を排出し、健康を保つ効果があると言われています。気候と食文化には深い関係があるんですね。
【豆知識】四川方言の面白さ
動画の最後で、先生が四川方言について興味深い話をしていました。
「4」と「10」の発音が同じ?
標準語(普通話)では「四(sì)」と「十(shí)」は明確に区別されますが、四川方言ではこの2つの発音がほぼ同じになってしまいます。
では、四川の人はどうやって「4元」と「10元」を区別しているのでしょうか?
先生によると、「物の値段から判断する」そうです。例えば、明らかに4元くらいの商品なら「4元」、10元くらいの商品なら「10元」と、文脈や常識で判断するとのこと。なんともおおらかですね。
「買う」と「売る」が逆?
さらに面白いのが、四川方言では「买(mǎi/買う)」と「卖(mài/売る)」の発音やニュアンスが普通話と逆転することがあるという話。
現地で値段交渉をする時は、指を使って数字を示すのが確実かもしれません。
まとめ
この記事では、重慶の動画を教材にリスニング練習をしながら、レストランで使える5つのフレーズと現地の食文化を学びました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
- 会計は「一共多少钱?」「老板,结账」で完璧
- 支払いは「微信」か「支付宝」のスマホ決済が基本
- 重慶の名物は火锅と重庆小面。辛いものが苦手なら「鸳鸯锅」を注文
- 四川方言では「4」と「10」の発音がほぼ同じ
リスニング力は、繰り返し聞くことで確実に伸びていきます。動画を何度もリピートして、重慶の熱気とリズムを耳に焼き付けてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

