中国旅行を思い立ったとき、最初に立ちはだかるのが航空券の手配です。パスポートはあるけれど、いつ予約すればいいのか、どの航空会社を選べば安心なのか、LCCでも大丈夫なのか……。初めての中国旅行なら、疑問が次々と浮かんでくるでしょう。
しかし、ポイントさえおさえれば航空券選びは決して難しくありません。むしろ、コツを知っているかどうかで、旅の満足度も予算も大きく変わります。ここでは、中国旅行初心者の方に向けて、航空券の選び方から予約のタイミング、空港による違い、LCCの活用法までをわかりやすく解説します。
- 中国旅行の航空券は、渡航時期・出発地・到着空港によって価格や利便性が大きく変わるため、事前の比較が重要。
- 予約は出発の2〜3か月前が目安で、繁忙期を避けたり平日出発を選ぶことで費用を抑えられる可能性がある。
- LCCは安価だが荷物や座席指定が有料の場合が多く、総額や到着空港の立地を含めて総合的に判断することが大切。
知っておきたい渡航時期の重要性

航空券の価格は、驚くほど時期に左右されます。中国には春節や国慶節といった大型連休があり、この期間は国内外から人が一斉に移動するため、航空券の価格も一気に跳ね上がります。日本のゴールデンウィークや夏休みも同様です。
一方で、連休明けの5月中旬から6月、そして10月後半から11月は比較的落ち着いた時期です。特に11月は観光客が少なく、航空券もホテルも手頃になりやすい穴場シーズンです。気候も安定している都市が多く、初めての中国旅行には実はぴったりのタイミングなのです。
もし日程に融通が利くなら、出発日を平日にするだけでも、価格が変わることがあります。ほんの1日ずらすだけで数千円、場合によっては1万円以上差が出ることもあるため、検索時には前後の日程も試してみるとよいでしょう。
航空券を探す際には、比較検索サイトを活用すると便利です。SkyscannerやGoogle Flights、Trip.comなどのサイトでは複数の航空会社や旅行サイトの価格を一度に比較できるため、最安値の航空券を見つけやすいです。
Skyscannerのような検索サービスでは、「月全体」で価格を比較できる機能もあって、出発日を柔軟に調整できる人にとっては大きなメリットです。航空券は検索するタイミングによって価格が変わることもあるため、何度かチェックして価格の動きを見るのもおすすめです。
出発地でこんなに変わる

日本から中国への直行便は、東京(成田・羽田)や大阪(関西空港)を中心に多く運航されています。名古屋や福岡からも直行便があり、主要空港発は航空会社の競争があるため比較的価格が抑えられています。
地方空港から出発する場合は、一度東京や大阪経由のルートも調べてみると意外と安くなることがあります。移動の手間と費用を含めて総合的に考えることが大切です。
日本と中国を結ぶ代表的な航空会社には、日本航空や全日空といった日本の航空会社のほか、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空などがあります。これらのフルサービスキャリアでは、定期的にセールが実施されます。タイミングが合えば、往復3万〜5万円台で購入できることも珍しくありません。
安さだけで決めない

航空券を探していると、つい一番安い金額に目が行きがちです。しかし、初心者ほど価格以外のポイントにも目を向ける必要があります。例えば、到着する空港です。中国の主要都市は空港が複数ある場合が多く、どこに着くかで市内までの移動時間が大きく変わります。ここでは上海と北京の空港事情について、解説します。
上海の空港事情
上海には、浦東国際空港と虹橋国際空港の2つがあります。浦東空港は国際線の玄関口で、市内までは車でおよそ45〜60分です。一方の虹橋空港は国内線がメインですが、一部国際線も飛んでいます。虹橋空港は上海市内に近く、到着してからの移動時間を短縮できるのが魅力です。航空券は、浦東空港到着便よりも若干価格が高い場合がありますが、価格が少し高くても到着後の移動が短ければ、体力もセーブ出来ます。
北京の空港事情
北京には、首都国際空港と大興国際空港の2つがあります。首都空港は従来から利用者の多い空港で、市内の北東部に位置します。北京中心部までは30分〜45分ほどです。一方の大興空港は比較的新しく、近未来的なデザインでも話題になっています。場所は北京市内の南側にあります。北京で滞在するエリアによって、どちらの空港着が便利かが変わってきますので、予約前に必ず確認しましょう。
中国の主要空港は規模が非常に大きく、到着後の移動時間も考慮しておくことが大切です。特に浦東国際空港や北京大興国際空港は巨大なターミナルを持つため、入国審査や荷物受け取りに時間がかかることもあります。
市内への移動方法としては、空港バス、地下鉄、タクシー、配車アプリなどがあります。上海では浦東空港からリニアモーターカーを利用することもでき、短時間で市内近くまで移動できます。到着時間が夜遅い場合は、地下鉄の運行時間も確認しておくとよいです。
予約はいつがベスト?

中国旅行の航空券は、出発の2〜3か月前がひとつの目安です。あまり早すぎると割高な場合があり、逆に直前になると値上がりする傾向があります。特に繁忙期は早めの確保が安心です。
予約方法は、航空会社の公式サイトから直接購入する方法と、旅行サイト・比較サイトを利用する方法があります。公式サイトは変更やトラブル時の対応がスムーズで安心感があります。一方、旅行サイト・比較サイトは複数の航空会社を一度に検索出来て、最安値を見つけやすいのが利点です。ただし、キャンセル条件や手数料は事前にしっかり確認しておきましょう。
また、中国旅行ではビザや入国条件の確認も欠かせません。パスポートの残存期間が十分かどうかをチェックし、必要書類を整えてから発券すると安心です。
LCCという選択肢
近年はLCC(格安航空会社)を利用する人も増えています。中国路線では、春秋航空やジェットスター・ジャパンなどが代表的です。セール時には往復2万円台になることもあり、価格面では大きな魅力があります。
ただし、LCCは受託手荷物や座席指定、機内食が有料である場合が多いです。荷物が多い人は結果的にフルサービスキャリアの価格と大差なくなることもありますので、表示価格だけで判断せず、最終的な総額で比較することが大切です。
まとめ:航空券選びは旅の第一歩
航空券選びは、単なる移動手段の手配ではありません。到着時間、空港の立地、機内サービスの違いは、旅の快適さを大きく左右します。旅行の時期を検討し、到着空港を確認し、費用総額で比較する。この3つを意識するだけで、中国旅行のハードルはぐっと下がります。
初めての中国旅行は不安もあると思いますが、正しい航空券の知識を味方につけて、最高のスタートにしてください。

