【中国語発音】声調(四声)を完全マスター!ギターで学ぶ音程のコツと矯正法

【中国語発音】声調(四声)を完全マスター!ギターで学ぶ音程のコツと矯正法

中国語の声調って、日本語にも英語にもない独特な仕組みですよね。「マー」という同じ音でも、音程の上げ下げで意味がまったく変わってしまう。だからこそ、多くの学習者がここでつまずきます。

今回は、CC LESSONのSecky先生がギターを使って声調の「音程感覚」をわかりやすく解説してくれる動画の内容をお届けします。楽器の音階に合わせて練習すれば、声調のイメージがぐっと掴みやすくなりますよ。

この記事の3行まとめ(AI要約)
  • 声調(四声)を音楽のピッチに例えてわかりやすく解説
  • ギターのドミソで考える音程のコツと各声調の矯正法を紹介
  • 第三声の「上げなくていい」ルールなど実践的なテクニックを掲載
目次

声調は「音楽のピッチ」と同じ!ドミソで考える

Secky先生いわく、声調は音楽のピッチが動いているようなもの。そこで、ドミソの3段階でイメージしてみましょう。

  • ソ(高音)=上のリミッター(これ以上は上げない)
  • ド(低音)=下のリミッター(これ以上は下げない)
  • ミ(中音)=第二声のスタート地点、第三声の到達点

この「上限と下限」を意識するだけで、声調の出し分けがかなり楽になります。

第一声から第四声まで、それぞれのコツ

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第一声:ソをまっすぐ伸ばす

第一声は一番高いところで平らに伸ばすだけ。「ソー」のイメージです。

「マー」と発音するなら、高い音でまっすぐ「マー」と伸ばせばOK。途中で音が上がったり下がったりしないように注意しましょう。これがいわば「上のリミッター」で、この高さを超えることはありません。

第二声:下から上へ一気に引き上げる

第二声はドからソまで一気に上げるイメージです。「マー↑」という感じですね。

よくある間違い①:ミから始めてしまう

中途半端な高さから始めると、「何か物足りない」「アー音っぽい」という印象になってしまいます。ちゃんと下(ド)からしっかり伸ばしていきましょう。

よくある間違い②:上のリミッターを超えてしまう

上げすぎると「アー↑↑」と飛んでいくような不自然な音になります。ソ(上のリミッター)でピタッと止めるのがコツです。

よくある間違い③:下を伸ばしすぎる

「アー……ァ↑」と低い部分を長く伸ばしてから上げると、第三声っぽく聞こえてしまいます。下は伸ばしすぎず、まっすぐスッと上げるのがポイント。

第三声:低いまま伸ばす(上げなくていい!)

ここが最大のポイント!教科書では「下げて上げる(V字)」と習った方も多いはず。でも実際の会話では、第三声の後ろに文字があるときは上がらないんです。

つまり、低いまま(ド)で伸ばすのが基本。これが「下のリミッター」です。ダイビングでどんどん水の下に潜っていくようなイメージで大丈夫。

「壁を作る」テクニック

第三声を単独で発音する場合(後ろに文字がないとき)は、少し上げる動きが入ります。ただし、ここで注意!

ゆっくり滑らかに上げてしまうと、第二声と区別がつかなくなります。「マーァ」と滑らかに上がるのではなく、途中で一回壁を作ってピタッと止めてから、ミまで上げるイメージです。

実際、第三声の後ろに文字が続くケースのほうが多いので、「基本は上げなくていい」と覚えておくと楽ですよ。

具体例:「老师(lǎo shī)」の場合

「老师」は三声+一声。このとき「ラオ」はV字で上げる必要はありません。「ラオ(低)+シー(高)」と発音すればOK。上げてしまうと「ラオシー」が三文字に聞こえてしまいます。

第四声:ソから一気に落とす

第四声は高いところから普通に下げるだけ。「マー↓」という感じで、カラスの鳴き声「カーカー」をイメージするとわかりやすいです。

少し強めの音になるので、汚い言葉や強い表現に四声が多いというのも納得ですね。遠慮せずにしっかり落としましょう。

ギターで確認!四声の音程イメージ

ギターで確認!四声の音程イメージ

関先生がギターで実演してくれた四声の音程をまとめると、こんな感じです。

声調音程の動きイメージ
第一声ソ→ソ高音をキープ(平ら)
第二声ド→ソ下から上へ一気に引き上げる
第三声ド→ド(→ミ)低音キープ ※上げる場合はミまで
第四声ソ→ド高音から急降下(カラスの鳴き声)

まとめ:リミッターを意識して、声調を体に染み込ませよう

今回のポイントをおさらいしましょう。

  • 声調は「ドミソ」の3段階でイメージする
  • 第一声は上のリミッター(ソ)で平らに伸ばす
  • 第二声は下(ド)からリミッター(ソ)まで一気に上げる。下を伸ばしすぎないこと!
  • 第三声は基本「低いまま」でOK。上げるときは壁を作ってミで止める
  • 第四声はカラスの鳴き声のように、強く下げる

「你好(nǐ hǎo)」も三声+三声ですが、実際は「ニー(低)ハオ」と発音します。理屈で覚えるよりも、動画と一緒に声を出して、体で覚えていくのが一番の近道ですよ。

声調を音楽で覚えるとはどういうこと?

第一声をソの音、第二声をミからソへ、第四声をソからドへ落とすなど音階に置き換えて練習する方法です。

第三声は上げなくてもいいのですか?

実際の会話では第三声は低く保つだけで十分で、無理に上げようとすると不自然な発音になります。

声調の矯正で最も効果的な方法は?

ギターやピアノなど楽器の音程を参考に、声の高低を意識しながら繰り返し練習するのが効果的です。

この記事を書いた人

監修者:Fei
中国北京市出身。北京首都師範大学卒業、筑波大学大学院修了。
指導歴15年、「美しい中国語」を届ける人気講師として幅広く支持されている。
HSK公式単語アプリのナレーターを務め、2025年大阪万博中国パビリオンで日中バイリンガル司会を担当。YouTubeでは今どき中国語「フェイ先生の声日記」を発信中。

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