【中国語発音】子音(声母)を完全攻略!日本人が苦手なF/Hやそり舌音のコツ

【中国語発音】子音(声母)を完全攻略!日本人が苦手なF/Hやそり舌音のコツ

「FとHの発音の違いが聞き取れないし、言い分けられない……」
「『そり舌音』って、具体的に舌をどうすればいいの?」

中国語の発音において、母音と同じくらい重要なのが、音の出だしを決める「子音(声母|shēng mǔ)」です。

日本語にはない「唇を噛む音」や「舌を巻く音」が含まれているため、カタカナ読みで済ませてしまうと、ネイティブには全く別の単語に聞こえてしまう恐れがあります。

こちらの記事では、メインテーマである「中国語の子音」を軸に、日本人が最も混同しやすい「FとH」、難関である「そり舌音(Zh/Ch/Sh/R)」、そして「Z/C/S」との違いまで、口の形と舌の位置を徹底解説します。

この記事の3行まとめ(AI要約)
  • 日本人が苦手なF/Hの違いを発音方法の違いから解説
  • 平舌音とそり舌音(Zh/Ch/Sh)の区別と練習法を紹介
  • 動画付きで子音(声母)を完全攻略するためのコツを掲載
目次

【動画で解説】日本人が間違えやすい子音TOP3

まずは、プロの講師が口の形をアップで解説している動画をご覧ください。文字で読む前に、目と耳で違いを確認しましょう。

【中国語】「F」と「H」の決定的な違い

日本語では「Fu(ふ)」も「Hu(ふ)」も同じ「フ」ですが、中国語ではまったく別の音として区別します。

F(唇歯音):下唇を噛む

英語のFと同じ要領です。上の前歯で下唇を軽く噛み(触れる程度でOK)、その隙間から息を「フッ」と強く押し出します。

  • 練習単語:
    • 飞机(fēi jī|飛行機)
    • 吃饭(chī fàn|ご飯を食べる)

H(舌根音):喉の奥から出す

Hは唇を噛みません。口をリラックスさせて開け、喉の奥から「ハァ〜」と息を吐くイメージです。ため息をつくときの音に近いですね。朝うがいをするときに、水を含んで「ガラガラ」とする場所を意識してみてください。その喉の奥の位置から息を出すのが「H」の発音のスタート地点です。

  • 練習単語:
    • 喝水(hē shuǐ|水を飲む)
    • 很好(hěn hǎo|とても良い)

「Hu」の発音に注意!

特に難しいのが「Hu」です。日本語の「フ」と言ってしまうと、中国語では「Fu」に聞こえてしまいます。

「Hu」を発音するときは、口を丸めて「ホゥ」に近い音を意識すると、ネイティブの発音に近づきます。

【中国語】平舌音(Z/C/S)とそり舌音(Zh/Ch/Sh)

中国語 発音のポイント

次に、多くの学習者を悩ませる「舌の位置」問題です。

平舌音(Z / C / S):舌は平らに

これは日本語の「ザ・ツ・サ」行に近い音です。

  • コツ:口を横に引き、舌先を下の前歯の裏に当てます。
  • Zi / Ci / Si:口を横に引いたまま「ズー」「ツー」「スー」と発音します。

ポイントは母音の変化です。「Zi」から「Zu」に変わるときは、いったん口を閉じて「ウ」の形を作ってから発音しましょう。

正しく発音できているか確認するには、音を伸ばしてみてください。「ズーーー」と伸ばしたときに「ウ」の音が聞こえれば正解です。

そり舌音(Zh / Ch / Sh):舌を巻く

中国語特有の「こもった音」です。

  • コツ:舌先を上顎の奥(硬い部分と柔らかい部分の境目あたり)に向けて反らせます。舌先がどこにも触れないようにするのがポイントです。
  • Zhi / Chi / Shi:口を少し突き出し、こもった音で「ジr」「チr」「シr」と言います。

注意したいのは、「巻き舌」といっても舌を巻きすぎないこと。舌を大きく丸めると不自然な音になります。実際には、舌の先っぽだけを軽く上に持ち上げるイメージで十分です。

平舌音の「Zi」の状態から、舌先だけを少し上げると、自然に「Zhi」の音に変わりますよ。。

【中国語】最難関の「R」の発音

【中国語】最難関の「R」の発音

最後に、日本人にとって最も馴染みのない音「R(日母)」を解説します。英語のRともまったく違う音です。

「R」は「ラ行」ではない

日本語の「ラ行」は舌を弾きますが、中国語のRは舌を弾きません。

基本は「そり舌音(Sh)」の口の形のまま、喉を震わせて「濁音」を出します。イメージとしては、小さな犬が「ウ゛〜」と唸るような音に近いです。

LとRの違いも意識しよう

日本語の「リ」に近い「L(Li)」は、舌がスプリングのように弾んで上下に動く感覚があります。一方、「R(Ri)」は舌がほとんど動かず、位置を保ったまま発音します。

また、「R」は「L」よりも少し低い音に聞こえ、舌がわずかに振動しているような感覚があるのも特徴です。

まとめ

ここの記事では、中国語の子音のなかでも特につまずきやすい「F/H」の違いや「そり舌音」のコツを解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • Fは「下唇を噛む」、Hは「喉の奥から息を吐く」
  • Z/C/Sは口を横に引き、Zh/Ch/Shは舌を反らせてこもらせる
  • Rは舌を弾かず、喉を震わせる(濁音のイメージ)

子音の壁を越えれば、あなたの中国語は一気に「通じる音」に変わります。鏡の前で自分の口の形をチェックしながら、動画の音声を何度も真似してみてください。

子音とセットになる「母音」や「声調」についても、あわせて復習しておくと効果的です。

中国語のFとHの発音の違いは?

Fは下唇を上の歯に当てて息を出す「唇歯音」、Hは喉の奥から息を出す「舌根音」で発音位置が違います。

そり舌音とは何ですか?

舌先を上に巻き上げて発音するZh/Ch/Sh/Rの音で、日本語にない音のため集中的な練習が必要です。

子音の発音を上達させるコツは?

鏡で口の形を確認しながら、有気音と無気音の違いを意識してティッシュを使った練習が効果的です。

この記事を書いた人

監修者:Fei
中国北京市出身。北京首都師範大学卒業、筑波大学大学院修了。
指導歴15年、「美しい中国語」を届ける人気講師として幅広く支持されている。
HSK公式単語アプリのナレーターを務め、2025年大阪万博中国パビリオンで日中バイリンガル司会を担当。YouTubeでは今どき中国語「フェイ先生の声日記」を発信中。

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